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たくさんお金をかけてなくても、ちょっとしたコツで、満足度の高い旅行は可能です。
PRESIDENTでは、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かけるトラベルジャーナリスト・橋賀秀紀氏が
こっそりやっている『国内・海外旅行での裏技ベスト17』を紹介しています。
今回はその中のいくつかをピックアップします。
【海外】自分で手配するよりもツアーの利用でお得に
旅行の移動や宿泊先の予約方法は、それぞれを個別に自分で手配するほかに、移動手段と宿がセットになったツアーや、ツアーに観光や添乗員などが加わるフルパッケージツアーがあります。
移動手段と宿泊先だけのツアーがあります。
移動手段と宿泊先だけのツアーの場合、現地での移動や観光地の入場料、食事などは別です。
フルパッケージには、それらが含まれます。
たとえばヨーロッパは、海外ツアーで意外にも安く行ける地域です。
人気のローマやパリでも、2泊5日スタンダードクラスのホテルに宿泊して、往復11万円台からあります。
日本からヨーロッパへ行く安いツアーに使われる航空会社のほとんどは、産油国で燃油サーチャージが安い中東系です。
ほかに、ホノルル、ソウル、台北、シンガポールなど日本人に人気の地域は、利用者が多いぶん安く行けます。
反対に、ポルトガルやメキシコなど日本人があまり行かないマニアックな地域は、ツアー価格でもさほど安くならないことがあります。
そのため、航空券と宿泊を個人で別々に手配する場合と比較したほうが無難です。
ツアーが安いのは、旅行会社がホテルなどを割引価格でまとめて確保できるからです。
なお、航空券については、旅行会社向けの割引はそこまで大きくありません。
また、バスなど現地移動の交通手段も、参加者で頭割りすると安くなりますね。
安いツアーの場合、早朝出発・深夜戻りであったり、宿の質がいまいちだったりする可能性があるので、しっかり確認しましょう。
ホテルは、複数名が1部屋に泊まる前提なので、2名以上だと割安ですが、1名で申し込むと料金を上乗せされ、割高になることが多々あります。
【海外】ハワイに行くなら格安航空会社を利用
日本人に人気のハワイは、利用者が多いぶん、直行便でも値段はそんなに高くありません。
ジップエアというJAL系のLCCや、ハワイアン航空を利用すれば、繁忙期でなければ往復7万円台からで宿泊+航空券のツアーも10万円台で申し込めます。
ただし、なにぶん今のハワイは物価が高いのが悩みどころです。
イギリスの経済誌・エコノミストによれば、マクドナルドのビックマック価格は日本の480円に対しアメリカは856円と、ほぼ2倍(2024年10月時点)。
スーパーやコンビニのサンドイッチは1500~2400円くらいです。
レストランのチップのことも考えると3日間でも1人5万円以上は覚悟したほうがよさそうです。
お土産や交通費も上がっていますので、10万円は現地で使いそうですね。
本誌では、他にも国内・海外旅行の裏技がたっぷり掲載されています。
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