監督、絵、文、ギター…多面的なアーティスト、ジョニー・デップの告白

  • 更新日
  • 有効期限 2025.01.27

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2作目の監督作品『Modi』が2024年秋公開のジョニー・デップ

カメラの前では『ディオール』の新フレグランス『ソヴァージュ オー フォルト』を体現し、その合間に、絵を描き、文章を書き、ギターを弾き、歌う。

この多面的なアーティストがELLEの独占インタビューで胸の内を語っています。

 

娘、リリー=ローズについて語る

 

 

俳優業、プロデュース業、そして新進気鋭の監督として多忙な日々を送るジョニー・デップ。

映画制作者としてのキャリアを持ちながら、ギタリストでもあり、自身のバンド“ハリウッド・ヴァンパイアーズ”(アリス・クーパー、トミー・ヘンリクセン、ジョー・ペリーらと共演)や亡き友人ジェフ・ベックと共演するシンガーでもあります(音楽が彼の初恋でした)。

 

最近では、エリザベス・テイラー、キース・リチャーズ、ボブ・ディラン、アル・パチーノなど、彼にインスピレーションを与えた人々を描いたポップアート・コレクション“Friends and Heroes”を制作し、世界を驚かせました。

 

今回のインタビューで語り出すのは父親らしい彼の姿でした。

 

「ふと目をやると娘のリリー=ローズが雑誌の表紙を飾っていたりします。最近では『ELLE』だね。そのたび、“ああ、神様、車を止めて!”と思ってします。彼女には何かがあるよ。深みがある。のぞきこんでみると、その目は水をたたえたスイミングプールのようで、まさに彼女の母親と同じなんだ」

 

ソヴァージュはエレガントで複雑な香り

 

ELLE(以下 E):『ディオール』の新フレグランス、ソヴァージュ オー フォルトの、ジャン=バティスト・モンディーノとの撮影コラボレーションはどのように始まったのですか?

 

ジョニー・デップ(以下 JD):ジャン=バティストはヴァネッサ(・パラディ)と長年仕事をしていたので知っていたんだ。『ディオール』とソヴァージュについての話が始まったのは2015年。彼らはとても素晴らしいアイデアを持っていて、商品の話のようには感じられなかった。ジャン=バチストと一緒に撮ったフィルムは、不思議なことに、映画よりもはるかに満足できるものだった。映画にはパターンがあり、ある程度の数学的なものや説明があって、物事はたいてい筋が通っていなければならない。型にはまったもの、期待されるものから解き放たれた気がしたよ。

 

E:ソヴァージュは世界で最も売れているフレグランスです。その成功はどこから来ていると思いますか?

 

JD:香り自体がとてもユニーク。調香師とともに座っていたときのことを覚えているよ!彼は私に固い、砂っぽい石のようなものを手渡してくれた。アンバーの最も純粋な形。それは驚異的な香りだったよ。カタツムリを殻から取り出して最初に食べたのは誰だ?というようなものだね。私がこのフレグランスをつけているのは、つけなければならないからではない。複雑でエレガントだから。この香りは別の時代を思い出させる。まるで’20年代のパリのようなんだ!

 


 

本誌では、インタビューの続きをお読みいただけます。

 

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