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東北の名勝・十和田湖に突如出現した“キリスト像”。
それは70年前に建てられた礼拝堂、そしてあの『キリストの墓』とも奇妙に符合していました!
今号のムーにて紹介されている『十和田湖のキリスト像と洞窟“御室”の謎』をピックアップします。
大地震をきっかけに救世主が姿を現した!
文:宇佐和通
青森県と秋田県にまたがって位置する十和田湖。
45年前に中学校の修学旅行で訪れたときにはまったく感じなかったことだが、ひょっとしたら世界で最も不思議な湖のひとつかもしれない。
2022年9月に本当に久しぶりに十和田湖を再び訪れた筆者は、湖上に点在するミステリースポットをパワーボードで回るツアーに参加できた。
まず紹介すべきなのは、南東側の湖岸から突き出る御倉半島の特別保護区神代ヶ浦にある不思議な形の岩だ。
“キリスト像”と呼ばれているこの不思議な岩が発見されたのは、そんなに昔の話ではない。
東日本大震災が起きた2011年の夏、十和田湖の水位が急激に下がった。
そのときに、水面下に沈んでいたキリストの形の岩が姿を現したというのだ。
筆者は数メートルの位置まで近づいてじっくり見たが、木のうろのように窪んだ穴のなかに立つのは、“なんとなく”見えるのではなく、キリストのその人の姿としか形容できない形の岩だ。
角度によって両手を合わせているようにも見える。
こんな話がある。
この岩の顔のあたる部分は西を向いていて、視線の先には十和田湖の西湖畔にある聖救世主礼拝堂の建物がある。
昭和25年ごろ、アメリカ人宣教師ヴァイアル主教という人物によって建てられたものだ。
もちろん、礼拝堂が建てられた当時は対岸にキリストの形をした岩があることを知る人などいなかったはずだ。
ヴァイアル主教の目には、約70年後に姿を現すキリスト像が映っていたのだろうか。
こういう話もある。
十和田湖から車で1時間ほど行った場所にある青森県新郷村は、キリストと弟イスキリの墓があることで知られている土地だ。
キリスト像と十和田湖の西湖畔にある聖救世主礼拝堂、そしてキリストの墓は一直線上に並ぶ位置関係にある。
偶然と呼ぶには奇跡的な要素が重なりすぎている。
森羅万象を貫く、大きなものの意思を感じずにはいられない。
ちなみに、十和田湖の『十』はプラス(+)、『田』は十字架を囲ったものという説がある。
十和田湖のミステリーはこれだけではない。
キリスト像のすぐ近くに、『奥の院』と呼ばれる一角がある。
水際の岸壁の下から、かなり急な角度の鉄製梯子を登った先に現れる洞窟のことだ。
『御室』という別名で知られる小さな洞窟は年代不明の手彫りにもかかわらず、大人が立っても余裕の広がりがある。
天井に描かされた同心円上の模様は、北極星を中心に据えた星空を模したものだろうか。
どこかアメリカの1ドル紙幣に描かれているプロビデンスの目にも似ているようにも見える。
御室の中で写真を撮ると、オーブのようなものが写ることが珍しくない。
奥の院は入り口から左右に向かう穴も掘られている。
深さは不明だが、『プロビデンスの目』をいただく空間を頭とすると、まるで両手を広げるように穴を掘った、そんな意図があるのではないだろうか。
そう考えると、キリスト像の近くに位置しているという事実も偶然とは思えない。
十和田湖を中心とした一帯は、“センス・オブ・ワンダー”が両手を広げて来訪者を待っているのだ。
本誌では、さまざまな写真のほか、解説が掲載されています。
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