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季節が移ろうごとに訪れたい日本屈指の温泉地・箱根。
今号のDiscover Japan(ディスカバージャパン)では、箱根連山のパノラマが広がる「ふふ 箱根」と大正時代の香り漂う「箱根・翠松園」の3種類の温泉で心と身体をほぐす、安らぎの旅をご紹介。
「ふふ 箱根」でふたつの泉質を絶景とともに愉しむ
早雲山(そううんざん)のふもとに広がる強羅に佇む「ふふ 箱根」は、雄大な箱根連山が一望できる山のリゾート。
エントランスでは箱根火山の噴火によって形成された小松石がゲストを出迎え、館内の至るところに岩石を配置。亀の甲羅のように地盤が硬く、岩が多い、強羅の土地柄を表している。
全39の客室には竹籠に生けられた可憐な草花が飾られ、箱根の自然と調和した落ち着きのある空間。
山の傾斜に沿って建てられているため、どの部屋からも幾重にも重なる山々の表情を楽しむことができる。客室にしつらえられた温泉の湯煙に心惹かれつつ、まずは大浴場へ。
それぞれ泉質が異なり、入浴する順番によって温泉の効能を最大限に引き出せるのだ。
正面に箱根連山のダイナミックな絶景が広がり、水面に揺らぐ木々と一体になれる大浴場は、ほのかな乳白色と硫黄の香りをたたえた大涌谷温泉。
一方、森林に包まれるような客室風呂は、塩化物を含む無色透明の強羅温泉。
肌の角質を落とす大浴場の湯の後に、保湿効果のある客室風呂に浸かることで、美肌へと導いてくれる。
大浴場は山脈が朝日で赤く染まる早朝の時間帯もおすすめ。
気の赴くままふたつの湯をめぐって、大地の力を享受したい。
「箱根・翠松園」の登録有形文化財で温泉と美食を愉しむ

箱根山の中腹に位置し、湯量豊富な温泉が湧き出る小涌谷。
緑豊かで閑静なこの場所に1925(大正14)年、三井財閥の別荘として建てられた「三井翠松園」。
名建築として名高い富士屋ホテルを手掛けた河原徳次郎が施工したといわれ、国登録有形文化財に登録されている和風建築を料亭としてよみがえらせた宿が「箱根・翠松園」だ。
大正時代の面影を漂わせながら、館内や客室は現代のしつらえにアップデートし、居心地のよい空間を追求している。
全23室の客室はモダンなインテリアのスイートルーム。
間取りやデザインは部屋によって異なり、ミストサウナ付きの部屋、ハンモック付きの部屋、琉球畳の和室がある部屋、足湯を楽しめる部屋など、バリエーション豊か。
露天風呂を完備し、箱根十七湯のひとつである小涌谷温泉を源泉かけ流しで愉しめる。露天風呂の横にあるウッドデッキで休憩しつつ、好きなタイミングで温泉に浸かる贅沢な時間がかなう。
ドライサウナを完備した大浴場もあり、いずれも森に抱かれたような気分に浸ることができる。
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