地質学が教えてくれる!“魚の美味しい海”には理由がある?!美味しさの裏に眠る“海底の秘密”とは

  • 更新日
  • 有効期限 2025.11.14

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2024-11-06 発売号 (2024年12月号)

 

 

日本で食べるお魚って美味しいなと思いませんか?
Discover Japan(ディスカバージャパン)では、日本のお魚が美味しい理由について特集。
実は「プレート」にあり!ということで、気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

瀬戸内海の体、富山湾のホタルイカ、琵琶湖のコアユなど、日本の各地で多彩な名物魚が捕れるのはなぜだろう?
そんな疑問を地質学の観点からひも解くのが、マグマ学の世界的権威・巽好幸さんの「美質地質学」です。

 

 

2024年1月の能登半島地震をはじめ、日本に地震が多いことはこの国の誰もが実感していることですが、地球の表面を覆う十数枚の硬い岩盤(プレート)のうち、4枚のプレートが日本列島付近でせめぎ合っています

 

日本列島は世界でも最も地震や火山の集中する“変動帯”にあるのです。

 

地殻変動は我々に大災害をもたらす一方で、多様な地質環境をつくり、各地に美味なる食材という恩恵も与えてくれました。

 

 

三陸海岸

 

陸奥、陸中、陸前の三国にまたがる三陸海岸は、北と南で対照的な地形を呈し、それぞれ魚介の名産も異なるのが特徴です。

 

海岸は岩の多い磯浜で、海底には海藻が茂り、ウニやアワビの好漁場に。

 

この地域で生まれた郷土料理が、ウニとアワビの吸い物「いちご煮」です。

 

一方、南部の海岸は沈降海岸で、狭い湾と入り江が入り組んだリアス海岸が発達

 

波が穏やかで北上山地からの栄養分が流れ込む内湾は養殖真牡蠣の名産地です。

 

 

北三陸の郷土料理「いちご煮」

青森県南部の太平洋沿岸に伝わるウニとアワビの吸い物
漁師の浜料理が大正時代に料亭の料理に。
乳白色のいるに浮かぶウニが露にかすむ野イチゴに見えたことからこの名前に。

 

 

富山湾

 

富山湾は日本有数の魚の宝庫。
その水深は1000mを超え、背後にそびえる標高3000m級の立山連峰との高低差は4000mのにも及びます。

 

また、日本海へ突き出した能登半島で西側が塞がれているおかげで回遊魚が誘い込まれ、“天然の生け簀”とも呼ばれています

 

約500種といわれる富山湾の魚の中でもこれから旬を迎えるのが「寒ブリ」です。
海底谷に生息する甘いシロエビも名産ですが、春にはぜひホタルイカを。

 

富山では産卵期の雌を定置網で捕るため大きく濃厚、この地ならではの美味です。

 

富山湾はなぜこんな特異な地形なのでしょうか。
それには日本列島誕生にまでさかのぼって考える必要があります。

 

 

琵琶湖

 

日本最大の湖・琵琶湖
山々に囲まれた盆地状の構造に位置し、約450もの河川が流れ込みます。

 

約400万年前に生まれた、世界でも珍しい古代湖でもあるのです。

 

その長い歴史の中で琵琶湖の生物は独自の進化を遂げ、ビワマスニゴロブナホンモロコセタシジミなど60種以上の固有種が生息しています。

 

 

富山湾が日本列島誕生までさかのぼることや、若狭湾や三方五湖の成り立ちについてなど、まだまだ詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ本誌で詳細をご確認ください。

 


 

本誌では他にも、美味しいお米についても紹介されています。

 

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