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好きな食べ物は?と聞かれると、お寿司と答える方は多いはず。
今号のあまから手帖では、お寿司を特集。
どんな美味しいお寿司が登場するのか…気になる内容をピックアップしてみました。
“前もん”と呼ばれる豊かな海に育まれた鮮魚は、漁師、仲卸、職人の仕事により安さと旨さを両立させた、“この町ならでは”の寿司に生まれ変わります。
すし処、明石へ

海を横目に電車に揺られ、駅からの道すがら魚の棚を歩けば、昼網の顔ぶれが瀬戸内海の旬を知らせます。
店に着くころには、すっかり“魚の口”になって、お目当ての寿司にたどり着きます。
この道行きの楽しさを知って以来、たまの贅沢に寿司を食べるなら、わざわざ西へ向かうのが習いとなりました。
しかも懐に優しいのが嬉しい限り。
神戸の街なかなら万札必須ですが、明石なら5000円あれば満ち足ります。
何より、活かったネタの新鮮さを、そのまま味わえる明石の寿司は、獲って、締めて、食べるところまで職人仕事が凝縮したもの。
望外の破格を知るほどに、足を延ばす値打ちは増します。
ピコのおすし
地の魚への自負を体現する新星として、話題をさらっているのが「ピコのおすし」です。
店は今春オープンしたばかり。
ポップな屋号は、「元々母が営んでいた玉子焼屋の跡地で、名前も引き継いだんです」。
そう話す店主の鶴谷真宜さんは、全国の名だたる料理人から厚い支持を得る、鮮魚仲卸「つる一」の三代目。
「魚屋目線で薦めたい地の魚を揃えています」
というネタの多くは、漁師から未利用魚と呼ばれる魚たち。
通常は市場に出ない、知る人ぞ知る魚種を“インディーズ”と銘打って、新たな醍醐味を伝えようという趣向。
それゆコースではタモリにアイゴ、シマフグと耳慣れぬ名が続々と。
地元でも知られていない魚も多く、聞くたびに期待に心躍ります。
鮓 くおん

漁師や仲卸の技が多彩な魚種を生かす魚の街の魅力は、客のみならず多くの職人をも呼び寄せます。
近年、若手の台頭著しい明石の新顔の一つ、「鮓 くおん」の店主である奥聖太郎さんも、その一人です。
「地元の姫路とは距離も近いのに、同じ魚でここまで違うかと感じまして。特に鮮度にこだわる締め方の技術は別格です」
とすっかり明石に惚れ込みました。
にぎりもまた、ネタの厚い明石ではあまりお目にかからない、小ぶりの細身。
形の美しさはもちろん、薬味使いの妙も奥さんならでは。
明石の美味しそうなお寿司の話に、食べたくなってきませんか?詳しいお店の場所などは、本誌でぜひご確認ください。
本誌では他にも、「すし」の特集でさまざまなお店が紹介されています。
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