電波も灯りも届かない、ただランプの光だけ――青森・青荷温泉で味わう“ひっそり贅沢な湯籠り旅”

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ひっそり行きたい一軒宿。
自分へのご褒美に…今号の男の隠れ家で、湯籠りの湯宿を特集。
電波の届かない山奥の温泉宿を紹介します。

 

 

青森県黒石市。
国内でも有数の温泉どころにある山奥の一軒宿。
それが青荷温泉です。
電灯がなく、携帯も使えない
湯宿の魅力を体感してみたいです。

 

青森県・青荷温泉 ランプの宿 青荷温泉

テレビもなく携帯も使えない。

ランプの灯し火を頼りに過ごす。

こういう場所に来ると「いったい、日本人はいつから火を使わずに一日を過ごせる生活を手に入れたのだろう」などと考えてしまいます。

 

「ランプの宿」が人気を集めるのは、かつての当たり前が過去となり「非日常」になったからでしょうか。

 

その「ランプの宿」の一つ、青荷温泉に着いたのは午後3時ごろでした。

 

玄関から入館すると、うっすらほの暗い館内の廊下の向こうに帳場の灯りが見えます。

 

「カラン、カラン」と、あまり耳慣れぬ物音が響きます。

 

宿の係が運ぶ大量のランプがぶつかり合って音を立てているのでした。

 

長い棒に8つほどでしょうか、ランプをぶら下げて歩くスタッフの姿。
時代劇で見る行商人、棒手振りを連想させます。

 

それだけ貴重な光景であり、めったに聴けぬ「音色」は美しささえ感じます。

 

「朝ランプを回収して、それから手入れして、チェックインの時間までに、客室や浴室などに取り付けて周るんです。そうですね……個数はだいたい120から130個になります」

 

ランプ係の笹村さんが教えてくださいました。

 

ランプの灯りで入る湯

 

 

この館内はランプの灯りこそが証明であり、宿泊客の道しるべ。

 

せっかくなので、陽の光があるうちに最初の湯浴みがしたい。
手早く浴衣に着替え、玄関を出て浴舎「健六の湯」へ行きます。

 

天井から床まで総ヒバ造りの浴舎
その真ん中に源泉で満たされた湯船があります。

 

いたってシンプルに見えるのはシャワーがないからでしょう。

 

湯は熱くもなく、ぬるくもない。

良き湯加減とは、このことをいうのでしょう。

 

照明はランプのみ。

 

日没が迫ります。

 

ランプの宿…。灯りはランプのみの世界を、体験してみたくなりますね。まだまだ紹介は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、大人の極上の温泉宿を紹介されています。

 

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