お茶の時間をもっと豊かに――“白い金”と呼ばれた磁器からロココの優美へ、洋食器が紡いだ美の歴史を辿る

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素敵な洋食器を使って食べる食事や飲むお茶。
気分が高揚して、美味しさが何倍にもなることはありませんか?
今号の婦人画報では、「お茶時間のうつわ」を特集。
洋食器の歴史について、気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

使うだけでなく、知る楽しみも大きな洋食器。
歴史を知り、デザインを読み解くことができると洋食器への愛着がいっそう増すばかりか、自身の世界観も豊かに広げてくれるでしょう。

 

 

洋食器の美の歴史

 

洋食器の中でも特に重要とされる材質、「磁器」
これはもともと中国で発展したものです。

 

ヨーロッパでは、18世紀になるまで磁器製法の要となる材料が「カオリン」であることがわからず、自前で作ることはできませんでした。

 

そのため、中国や日本から輸入された謎めいた磁器は「白い金」と珍重されて、ヨーロッパの王侯貴族から熱狂的に歓迎されました。

 

 

ヨーロッパでの磁器は…

ドイツのマイセンでようやく時期が誕生すると、当時流行していたエキゾチックな「シノワズリ(中国趣味)」や、豪華絢爛な「バロック様式」のデザインが洋食器に用いられました。

 

磁器誕生の前はどんな食器を使っていた?

洋食器の主舞台であるヨーロッパでは、釉薬をほぼ使わない炻器や、簡単な釉薬をかけた陶器、あるいは木製錫製ガラスの食器が使用されていました。

 

中世の初期は取り皿代わりに「トランショワール」と呼ばれる硬い平パンが使われていました。
銀食器は往時から冨の象徴として貴族階級に愛されていました。

 

■ロココ様式

ルイ15世の治世(1715~1774年)では、優美な宮廷趣味のロココ様式が花開きます。

 

ルイ15世の交妾ポンパドゥール夫人がセーブル窯の発展に尽力し、フランス磁器の黄金期を築きました。

 

また同時代のオーストリアではハプスブルク家のマリア・テレジアがウィーン窯を庇護しました。

 

ルイ16世の治世(1774~1729年)になると、妻であるマリー・アントワネットが愛した、旧来のロココ様式と、新世代の理知的な新古典様式を併せ持つ「ルイ16世様式」が生まれました。

 

現在、ロワイヤルリモージュがこのデザインを復刻し、私たちも手にすることができます。

 

 

18世紀後半からの洋食器はどうなるでしょうか。気になる続きはぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、「名古屋、食の新地図」などを、紹介されています。

 

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