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2023-08-21 発売号 (2023年8/26号)
大学にある弁論部。いったい、どんな活動をしているのか…。
週刊ダイヤモンドでは、「大学弁論部の正体」を特集。
実は首相を多数輩出していたという弁論部の気になる内容をピックアップしてみました。
明治期の自由民権運動とともに発展してきた大学弁論部は、「弁論」を研さんする場として長い歴史を持っています。
ただし、それだけではありません。
実のところ、弁論部は100年以上にわたり受け継がれてきた伝統を背景に、エリート養成の“揺り籠”になってきたともいえるのです。
政財官学の各界に広がる、知られざる人脈の実態とは。
創部100年を超える弁論部
「ただいま内閣占領中」
2000年、名門弁論部、早稲田大学雄弁会が新入生の勧誘に配ったビラにはそんな言葉が躍っていました。
前年には雄弁会OBでは石橋湛山、竹下登、海部俊樹の3氏に続く4人目の首相となる小渕恵三氏が第2次小渕内閣を発足。小渕氏以下4人のOBが入閣しました。
世は「雄弁会内閣」と評したのです。
絶頂を極めた雄弁会ですが繁栄もあれば衰退もあります。
近年、雄弁会が抱える大きな課題が部員確保です。
学内で120年超の歴史を誇る雄弁会に代わり、台頭した新興の政治兼サークルがあります。
それが早稲田大学鵬志会。
「現場・現実主義」を掲げる鵬志会の活動のメインは政治の現場です。
政治家のインターンなどとして日々の活動や選挙を手伝います。
政治の現場を体験したい学生にとっては魅力です。
一方、雄弁会の活動の柱は三つ。
弁論活動の「演練」に加え、勉強会などの「研究」、そして実際の政治を体験する「実践」です。
雄弁会の島倉奏太幹事長は「演練は雄弁会の活動の柱だ」と話します。
ですが、弁論を敬遠し、鵬志会に流れる学生は多いです。
早大雄弁会の現状

「政治や駆け引きの技術を学んだ」
早稲田大学雄弁会のあるOBはそう打ち明けます。
その言葉が象徴するように、5人の首相を輩出した名門弁論部は派閥抗争や選挙選に明け暮れているとのイメージが色濃いです。
雄弁会の変容を象徴する大きな変化もありました。
それが、選挙の回数の減少です。
幹事長選挙は半年に1回実施されてきました。
しかし、15年ごろから、幹事長選挙は年1回に減りました。
近年、政治家を目指す部員は減りつつあります。
それは雄弁会で「政治」が薄まってきたことも無縁ではないかもしれません。
早稲田大学鵬志会の下剋上

早稲田大学で近年、名門弁論部の雄弁会をはるかに上回る数の部員を集め勢力を拡大する団体があります。
それが政治サークル・鵬志会です。
早稲田大学鵬志会が、どのように勢力を増やしていったのか、各大学の弁論部の現状は?まだまだ、弁論部の記事は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。
本誌では他にも、「手取りが増える大全」などを紹介されています。
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