感情的な熟年離婚は“大損”!?「遺族年金」も家も失う、単身高齢女性の深刻な貧困リスクと経済的現実

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熟年離婚はなぜ増える?

「離婚したいんだけど」

 

パートナーから突然、このように切り出されたら、あなたはどうしますか。

 

子どもはすでに成人して、自分の定年退職も視野に入り、老後は妻と二人で過ごすものと信じて疑わなかった夫であれば、妻からの思いがけない三行半に意気消沈したり、「今まで誰のおかげで生活してこられたと思っているんだ!」などと理由も聞かずに声を荒げたりしてしまうかもしれません。

 

しかし、妻からの「離婚宣言」は、夫にとっては青天の霹靂でも、妻は何年も前から離婚を考えていた可能性が高いのです。

 

離婚が最も多いのは30代夫婦ですが、そもそも婚姻件数が減っていることもあって離婚率自体は微増にとどまるものの、その中で顕著な増加傾向にあるのが「熟年離婚」です。

 

一般的に熟年離婚とは「結婚生活(同居期間)が20年以上の夫婦」の離婚を指します。

 

この30年ほどで9,000件近く増えていることになります。

 

私の離婚カウンセリングには、50代、60代の奥様の多くが

 

「もう限界です。夫とは金輪際関わりたくない」

 

と言って相談にみえます。

 

彼女たちは嫁姑問題で夫が自分の味方をしてくれなかったこと、子育てをワンオペで頑張っているのに一度も労ってもらえなかったことなどの不満を、コップに一滴ずつ水が満ちていくように長い年月をかけて蓄積してきました。

 

それが、夫の定年や子どもの独立といった環境の変化を引き金として、堰を切ったようにコップからあふれだしてしまった。

 

これが熟年離婚の現実です。

 

感情的に別れると大損!単身高齢女性は貧困に

「顔も見たくない」「今すぐ家を飛び出したい」

 

という気持ちはわかります。
しかし、ここで感情的になってはいけません。

 

夫婦として費やした長い年月で複雑に絡み合った「お金や家」の糸を解きほぐし、経済的準備を整えてから離婚に臨まなければ、あなたが「損」をするだけです。

 

熟年離婚による経済的リスクは夫婦のどちらにもありますが、特に深刻なのは妻のほうです。

 

高齢女性は婚姻状態か、少なくとも死別した状態でないと、貧困リスクが非常に高くなるということです。

 

離婚すると、夫の死後に受け取るはずだった遺族年金や生命保険の権利を手放すことになります。

 

 

まだまだ熟年離婚の現実についての内容は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、「9割やめる生き方」を特集し、心と体が整う「手放す技術」などを紹介しています。

 

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