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バレエの世界はとても華麗で、それでいて、深い…。
今号のフィガロジャポンでは「パリ・オペラ座の魅力」を特集。
その中から、バレエの世界に注目してみました。
ドロテ・ジルベールに聞く、エトワールとしての生き方
今年10月15日に『マノン』を踊り、パリ・オペラ座のステージにアデューを告げるドロテ・ジルベール。
エトワールとして19年間、完璧を求めて稽古に励み、身体管理に努めた彼女が最後のステージに臨みます。
現在パリ・オペラ座バレエ団には男女合わせて15名のエトワールがいます。
その中で最もエトワール歴が長いダンサーがドロテ・ジルベールです。
9月に始まる新シーズンの開幕公演『マノン』中、彼女は10月15日にアデュー公演を行います。
チケットの販売が始まり、10分もたたぬ間にこの公演は完売となりました。
「秋にフランスで行われるセリーヌ・ディオンのコンサート並みだって耳にしたわ」
と楽しそうに笑うドロテ。
彼女は2007年11月19日の『くるみ割り人形』でマニュエル・ルグリをパートナーに、主役クララを踊ってエトワールに任命されました。
その日は衣装、大道具、照明など裏方のスト中で、観客のみならず彼女自身もこの夜の任命は思いがけないことだったといいます。
入団7年目、24歳の時のことでした。
次世代を担う、ジュニアバレエとアカデミーの世界

バレエにおいても歌劇においても、伝承・養成・創造を使命としているパリ・オペラ座。
11年前にアカデミー、2年前にジュニアバレエが創設され、若い世代に向けた取り組みが活発に行われています。
2024年9月、パリ・オペラ座にジュニアバレエ団が誕生しました。
創設の発表から間もなく、突然出現といった感もあれば、その存在すら知らない人もまだまだ多いです。
思えばハンブルク・バレエ団にも英国ロイヤル・バレエ団にもユースカンパニーがあるのだから、パリ・オペラ座にあっても不思議なことではありません。
「22年に芸術監督に志願した際、オペラ座への提出書類の中にジュニアバレエについても企画を出しました。でも、このプロジェクトは僕の就任する以前からあったものなんです」
と語るジョゼ・マルティネス芸術監督。
その実現にはシャネルの存在が大きい。
ジュニアバレエの創設メセナであり、現在でもその支援は続いています。
「この設立にはふたつの目標があります。まずは学校とカンパニーの架け橋となること。学校を卒業しても、全員が入団できるわけではありません。それで2年間ジュニアバレエで彼らを入団に向けて鍛えるのです。もうひとつは将来コール・ド・バレエに入るダンサーのプロフィールを多様化させるためです」
24名のジュニアカンパニー、入団チャンスは23歳まで。
年齢は採用試験の時に18〜23歳であることが条件です。
団員定数は24名で、契約期間は2年に限定されています。
これは組織の行政上の理由からだといいます。
ドロテの現在とジュニアバレエ団について、まだまだ続きます。ぜひ、本紙でご覧ください。
本誌では他にも、ディオールの夢と記憶などを紹介されています。
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