単なる“お袋の味”じゃない!ミシュランシェフが語る韓国食文化「ソンマッ(手の味)」の秘密

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韓国へ旅行に行くなら、美味しいものも食べたいですよね。
今号のRiCEでは、韓国を味わうを特集。
気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

韓国はわずか二時間強のフライトで到着する日本から最も近い外国です。
時差だってありません。
ただ韓国のスピードは速い。
飲食店に入れば注文する間もなく小皿料理がテーブルを埋め尽くし、首都ソウルは絶え間ない再開発ラッシュに揺れています。
近いから何度でも行ける外国。
巷に情報も溢れているが、決して流されたくはない。
せっかくならいつも隣にいるこの国の「とっておきの日常」を自ら嗅ぎ分け、その豊かさを確かめたい。
韓国のダイナミズムを味わう時が来ています。いざ韓国へ。

 

 

ソンマッてなんだ?

 

 

韓国の食を語るとき、たびたび耳にするのが「ソンマッ」という言葉です。

 

日本語では「手の味」と直訳され、身近な表現として「お袋の味」的に解釈されることも多い。

 

でもこれは、単に料理技術や味付けを指す言葉ではありません。

 

作り手の経験と思い出、時間、記憶、精神、料理に向き合う姿勢そのものまで…。

 

とにかくたくさんのニュアンスが含まれているように思います。

 

一言では説明できない、けれど韓国の食文化を象徴するような奥深い言葉。
改めて自分の言葉で紐解いてみたくなりました。

 

韓国に来て程なくして、ご縁があってミシュラン一つ星のレストラン[7th door]で働くことになりました。

 

ファインダイニングの水一滴スラ飲んだことのない私が働けるだろうか…と不安で一杯だったが、生活もしないといけないし、海外に来たんだし、いっちょやってみようと、働かせてもらうことに。

 

働いてみて一番感じたことは、お客さんが食べるその一口には、たくさんの時間と手間が掛かっているということ。

 

 

シェフに聞いてみた

 

 

キムシェフに「ソンマッ」について尋ねると、意外な答えが返ってきた。

 

「手には乳酸があります。母乳にも乳酸が含まれているように、人が生まれながらに授かり、持っているものの力もあるのではないでしょうか」

 

シェフにとって「ソンマッ」は、単なる調理技術の熟練度ではない。
もちろん料理人の技術は、長い鍛錬によって培われます。

 

しかし、それだけでは説明できない、その人特有の感覚や「相性」のようなものが存在すると語りました。

 

例えば、どれほど有名な寿司屋であっても、すべての人にとって一番の味になるとは限りません。

 

反対に、地元の小さな店の味が、自分にとって忘れられない味になることもあります。

 

シェフ自身にとっては母親の料理でした。

 

調理師として働き続けた母の姿を見ながら育った経験が、自然と料理を身近なものにし、現在の店づくりにもつながっているといいます。

 

 

ソンマッの味が気になりますね。まだまだ、続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、韓国味地図などを紹介されています。

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