
AERA(アエラ) 無限に続くクシャミ── 痒くてたまらない目── 鼻づまりに頭痛── 暖かくなってくるのは嬉しいけど、憎い花粉のせいで喜べない。
そんな苦しみから解放してくれるかもしれない、最新研究をご紹介します。
最新研究で実現するオーダーメイド治療
現在の主な治療法は、薬物療法や手術療法、免疫療法。 この中で完全に改善する『根治』を目指すのに有効なのは、免疫療法だけです。 2014年には健康保険も適応された『舌下免疫療法』は、スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の患者にのみ対象されます。 『根治』には2年以上の月日がかかりますが、治療の効果が出ない人は全体の30~40%ほど。 本当に効くかどうか分からない治療を、2年のスパンで続けるのはちょっと苦痛ですよね。
事前に免疫療法が効くかどうか分かる
公益財団法人東京都医学総合研究所の廣井隆親さんは、これまで舌下免疫療法が効かない人を事前に判別する方法を研究してきました。 そして昨年6月に、病気の変化や治療に対する相関を見る指標となる『バイオマーカー』をついに特定! それは、味覚受容体の一つである「苦味レセプター43」という分子でした。 体内にこの分子が多いと免疫の暴走を抑制することができる、というのです◎
花粉症はまったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、1人が羅患し、もう1人はかからないということがあります。 ですから遺伝よりも後天的要素が非常に大きいと考えられるのです。舌下免疫療法のバイオマーカーが明らかになったことで、今後免疫療法が効くかどうかが明らかになることでしょう! さらに、バイオマーカーである「苦味レセプター43」は後天的に増やせるかもしれないんです! 詳細は不明ですが、コーヒーに含まれるカフェインの摂取が有力候補として研究が進められています。
今後研究が進めば、それぞれの体内分子でオーダーメイドの治療法を選べる時代が来るかもしれませんね。 花粉症の最前線に迫るなら↓↓↓







