主人公はアラフォー清掃員!? 第90回アカデミー作品賞受賞「シェイプ・オブ・ウォーター」

  • 更新日

ENGLISH JOURNAL 2018-03-06 発売号 (2018年4月号)  

登場人物の全員がマイノリティ!?

種族を超えた、愛の形。

 
  こんにちは!フジ子です! 先日ついに、ついに発表されましたね!

第90回アカデミー賞~!

映画ファンフジ子はもう、ノミネーションが発表された瞬間から 既にソワソワ!(全然関係ないのにね!)   今年は米現地時間・3月4日(日本時間3月5日月)に ハリウッド・ドルビーシアターで開催されたアカデミー賞授賞式は、 1929年から始まり、アメリカ映画芸術科学アカデミーから 前年に公開された優れた作品や監督,脚本,俳優,撮影,音楽,美術などに対して 24部門に分けられ、賞が贈られます。(ちなみに賞金は出ません!)   昨年は有名映画プロデューサー・ハービー・ワインステインが 長年映画業界で行ってきたセクハラ実態の告発から始まり、 映画業界へ長年蔓延していた闇が大々的に表面化した年でした。 不条理な力で牛耳ってきた権力者たちは地位を追いやられ、 セクハラ撲滅運動「#MeToo」はもはや社会現象にまでなりました。   そんな去年にも増して、さらに政治色の強かった 今回の第90回目の今年のアカデミー賞で 一番経済効果が高いといわれている作品賞受賞をしたのが   メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督作品

「シェイプ・オブ・ウォーター」

  主人公はなんとアラフォーの清掃員女性! 舞台は1962年冷戦下のアメリカで、このアラフォー女性がなんと

南米で発見された未知の生物と恋に落ちる

…というストーリー! これだけ聞くと「あり得ない!」ストーリーなのですが、 実は、この物語に隠されたテーマがスゴイのです・・・・(ウワーン!)   この映画のインタビューに対し、 「僕は現実逃避をする作品は作らない」と発言した ギレルモ・デル・トロ監督。   このギレルモ監督ははまさに今、 トランプ大統領がアメリカ国内に作ろうとしている壁の その向こうの国、メキシコの出身。 全員がセクシャリティに問題を抱え、 ほぼマイノリティしか登場しない、今作の「シェイプ・オブ・ウォーター」

どうやらただのファンタジーじゃなさそうですね!!!

  これはただの恋愛映画じゃない! 気になるよね!今週末は、映画館に行かなきゃ! ENGLISH JOURNAL 2018-03-06 発売号 (2018年4月号)はこちらから! ]]>