愛犬の老けないカラダづくり《体の動きや老けのサインをチェック》

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愛犬がシニアになれば、若いころのように体が動かなくなるのは仕方がないこと。

でも、なんでもかんでも年齢のせいにしてはいけません。

体は使わなければ動かなくなるもの。

今回はwanで紹介されている、動けるシニア犬になるための方法や老化のサインを紹介します。

 

『動ける老後』は、『幸せな老後』

 

個体差はありますが、フレンチブルドッグの場合、10歳前後からは立派なシニア犬です。

体力の衰えが目立ちはじめるため、健康管理や生活習慣に気を配る必要があります。

 

残念ながら愛犬の加齢による変化を止めることはできませんが、
変化のスピードを落とすことは可能です。

そのために心がけたいのは、動ける体をキープすること。

体を動かせれば気力だって衰えにくくなり、飼い主さんとの生活を前向きに楽しめます。

犬にとって『動ける老後』は、『幸せな老後』でもあります。

 

老化のサイン

 

 

  • 愛犬にこんなことはありませんか?
  • ふんばりがきかない
  • 暗いところで物にぶつかる(視力の低下)
  • 後ろからふれると驚く(聴力の低下)
  • 息切れしやすい
  • いびきがひどくなる
  • よく咳をする
  • 口臭が強くなる

 

動ける体をつくるのはしなやかに動く筋肉。

そして筋肉をつくるのは、日々の積み重ねです。

 

フレブルの場合、スポーティとは言いづらい犬種なので、筋肉づくりのためにガッツリトレーニングをするのは間違い。

弱点である足腰や呼吸器に負担をかけないよう、無理なくできる範囲で行うことが大切です。

 

愛犬の体の動きをチェック!

 

真横、前後、真上から愛犬の体を観察し、体の動きも確認しましょう。

当てはまるものが多いほど、加齢の影響が現れています。

 

(1)真横からチェック

 

 

  • 頭を下げて猫背になっている
  • 立ったときに腰が落ちている
  • 歩くときに十分に膝を曲げていない
  • 前後の足のあいだが狭くなっている
  • 膝やかかとなどの曲がり方が不自然
  • 指を地面にしっかりつけられない

 

(2)前後と真上からチェック

 

 

  • 立ったときに前足が広がっている
  • 立ったときに後ろ足が広がっている
  • 以前よりお尻が小さくなっている
  • 背骨がS字やC字に曲がっている

 

(3)動かしてチェック

 

 

  • 足が上がらない
  • 片方の足だけでふんばれない

→膝を深く曲げたまま、片方ずつ真っ直ぐ後ろへ持ち上げます。

足が上がりにくかったり、片方の足でふんばれなかったりする場合は要注意。

 

  • 座り方が不自然

→左右均等に体重がかかっているのが正しい座り方。

お尻がどちらかにずれて「横座り」のようになるのは、痛みや動かしづらさが原因かもしれません。

 


 

本誌では老けないカラダづくりについて特集されています。

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