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近年、日本恐竜化石の研究が大きく進み、続々と新種であることがわかり、新たな名前がつけられています。
このばち、北海道大学総合博物館の小林快次博士たちによって
日本産恐竜の新しい“仲間”に『パラリテリジノサウルス・ジャポニクス』が加えられました。
パラリテリジノサウルスは『海の近くのテリジノサウルス』、ジャポニクスは『日本』という意味です。
パラリテリジノサウルス・ジャポニクスの化石は2000年に発見されています。
全身ではなく爪(指先の骨)などの部分的な化石が知られていました。
この骨に対して、かねてより、「テリジノサウルス類のものではないか」という指摘がありました。
今回の研究で、テリジノサウルス類であることが確定したことになります。
テリジノサウルス類は、白亜紀後期(約1億年前~約6600万年前)のアジアで栄えた恐竜グループです。
代表であるモンゴルの『テリジノサウルス』は全長10mに達し、
小さな頭と長い指、でっぷりとした胴体を持つ二足歩行型の恐竜で、爪が長いことが知られています。
今回の研究でパラリテリジノサウルスがテリジノサウルス類の中でも進化的であることが明らかになりました。
さらに、その指先は手を握ったときにほとんど曲がらなかったこともわかったそうです。
テリジノサウルス類の原始的な種類は、肉食性で、進化にともなって植物食性になったことが知られています。
博士たちは、進化するにつれて指先の力が弱くなり、獲物を攻撃するためではなく、
植物の葉を食べるときに近くの枝を手繰り寄せることに使うようになったのではないか、と考えています。
記事では恐竜好きなお子さんでも読めるように、漢字にふりがながついています。
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