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2022-06-14 発売号 (2022年7月号)
大切な家族=愛犬を「かわいい!」と感じるのは多くの飼い主に共通する感情でしょう。
それは紛れもなく『愛情』です。
では、日々、生活をともにする愛犬ともっと絆を深めるためには何か秘訣があるのでしょうか。
人と犬の関係学『飼い主と愛犬の信頼関係の基本』について、専門家の鹿野正顕さんが解説しています。
愛情ホルモンにあふれる好循環な相互関係を
ほとんどの飼い主は、自分の愛犬がどこのコよりもかわいいと感じ、
そして、ともに暮らす上で、その感情=愛情が愛犬との関係づくりの基本となっているのは間違いありません。
鹿野「それは、オキシトシンという脳内ホルモンが作用するからです。飼い主が犬の欲求を満たしてあげると、犬の体内ではオキシトシンが上昇し、飼い主に注目し、期待感を高める行動を取ります。すると、今度は人間の体内でオキシトシンが上昇。
結果、気持ちがよくなって、さらに愛犬を大事に扱い、愛情を表現する行動を取るという好循環が生まれるわけです。それは、人間の親子関係に似ていますね」
もっとも、オキシトシンが出ればすべてOKというわけではありません。
犬には人間の社会生活をともにする上でのルールを覚えてほしいし、犬の健康管理も飼い主の役割です。
人間の親が我が子を育てるのと同様。
トレーニングや触れ合いでは、愛犬にとってより安心感のある方法を取れば、信頼関係が揺らぐことはありません。
「レトリーバー、特にラブラドールは人のことをよく見ている犬種。だから、介助犬などにも向いているのです」
愛犬とより確かな信頼関係を築き、さらに絆を深め、継続するためには、いくつか大事なポイントがあります。
そのポイントを紹介します。
愛犬と信頼関係を深めるポイント
(1)犬の生きていく欲求を満たす
・十分な食べ物を与える
食欲旺盛なレトリーバーでは、食欲を満たしてあげるのは重要なポイント。
ただし、食べ物の与え方に工夫を。
一日2回だった食事を、総量を変えずに分割して回数を増やす。
分割することで、たくさん食べた気になるからです。
また、コングなどにフードを詰めて、遊びながら食べることも有効。
・ともに触れ合う
もちろん、レト側がいつでもOKではないのを前提に、愛犬との触れ合いを頻繁に行うこともポイント。
タイミングや愛犬の特性を考慮して、好みの場所をなでてあげたり、背中をマッサージしてあげたり。
くつろいでいる時に見つめ合うだけでもいい。
それによりお互いにオキシトシンが上昇します。
・遊びの時間を持つ
毎晩の散歩程度では、実は必要な運動量が足りていないのが多くのレトリーバーの生活です。
運動不足になりがちだとストレスをためてしまうことに。
そこで、散歩以外に、日々、体を動かす遊びを行うことで、運動不足解消およびストレス解消したいですね。
(2)コミュニケーション上手になる
・ほめるトレーニングを改めて行う
最近は犬もほめてトレーニングするのが当たり前。
ほめ言葉を使いながら、覚えてほしい行動と結びつけることを改めて行うと、あいまいになっていた行動の強化になります。
ただし、大声を出したり、たたいたりするのは信頼関係を損ねるので注意。
・シニアになってもいろいろな刺激を経験させたい
シニアになってもいろいろな経験をすることで、脳が活性化し、若さを保てます。
特にレトリーバーは遊び好きなので、無理ない程度に、さまざまな環境へ連れ出して好奇心を刺激。
それによって筋力や体力の維持にもつながります。
・危険を感じさせず愛犬を安心させる
フードや場所など自分のものを奪われると、犬は本能的に“身の危険”を感じます。
同じようにたたかれる、どなられるなども恐れにつながり、敵対行動を促すことに…。
愛犬の尊厳を守るためにも犬が嫌がる行為をしない。
トレーニングに暴力はいりません。

本誌では、愛犬との信頼関係を作る記事の他にも、
マイクロチップの情報や外遊びに欠かせないグッズなども紹介されています。
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