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『猫と過ごす時間が至高の瞬間だ』
“猫飼い”たちは口々に言います。
時に仕事を邪魔し、トイレの砂を撒き散らし、早朝に叩き起こされますが……それさえ幸せなのだそう。
今回はSPA!にて特集されている『人を幸せにする猫の力』について紹介します。
人を幸せにする『猫力』に注目
実際、猫の持つ驚異の幸福度UP効果は数々の論文などで立証されています。
獣医師の吉田尚子先生はこう話します。
「猫を撫でていると、人は『幸せホルモン』と言われるオキシトシンを分泌するんです。リラックスできて心拍数や血圧を下げる効果があります。
また、ゴロゴロという猫特有の“ノド鳴り”の音にもリラックス効果があるほか、NY州立大学名誉教授は『骨折を再生する周波数と同じ』と発表しています。
つまり、ゴロゴロ音を聞くと、骨の骨密度が上がって体が丈夫になるのです」
日本では東京農業大学の水澤巧氏が、
猫を撫でると脳の前頭前野にある『IFG領域』という部位が刺激されることを発表しています。
この部位は他社とのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たすため、
猫が“コミュ障”改善をサポートしてくれる可能性も示唆されているのです。
癒やしと健康増進で医療費削減にも一役!?
吉田氏「猫の事例は非常に少ないのですが、児童相談所で心に傷を負った子どもに話を聞くときや、ひどい虐待を受けた人が裁判所などで証言する際に“同伴”してもらうケースもあります。緊張やストレスが低下し、話がしやすくなるのです。そういった心のケアが必要な現場では犬の需要が高いのですが、高齢者には猫がとても人気で、認知症予防やリハビリにも効果的です」
2015年の米UCLAの研究論文では飼育者にはうつ病が少ないことも報告されています。
さらには、免疫機能の発達を促す効果もあるとか。
「フィンランドの大学病院の調査では、猫や犬を飼っている家庭の赤ちゃんは耳の感染症にかかる確率が5割、呼吸器系の感染症で抗生物質の投与が必要となる確率が3割下がったようです」
こうした健康増進効果の背景には、猫だけが持つ可愛さもあるといいます。
「丸い輪郭に、大きな目、小さな口とおでこという猫の顔の作りは、動物行動学の用語で『ベビースキーマ』と言われる人間の赤ちゃんの顔に近いとされています。だから、人は赤ちゃんと接するように癒されてしまうわけです」
結果、医療費の面ではネコノミクス効果も表れます。
「猫に限ったデータではありませんが、ドイツではペット飼育で年間7600億円、オーストラリアでは約3000億円の医療費節約効果が発生しています」
ただ可愛いだけではありません。
猫はゆりかごから墓場まで私たちに寄り添ってくれるのです!
猫がもたらす癒やし効果
- 心拍数・血圧を下げてくれる
- 飼育者にうつ病が少ない
- 他者とのコミュ力が向上する
- 子どもの免疫機能の発達促進
- 高齢者の不安を取り除く
本誌では、猫がもたらす癒やし効果についてさらに解説しています!
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