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はじめは、毒蛇退治のために持ち込まれたマングースでしたが、
在来種の動物を捕食してしまうなど、生態系に大きな悪影響を及ぼすというやっかいな存在になっていました。
何十年と駆除に注力した結果、今年の9月に鹿児島県・奄美大島で、マングースの根絶が宣言されました。
今号の月刊ニュースがわかるでは、マングースの根絶成功の軌跡について紹介しています。
広範囲に住み着いたマングースの根絶成功は世界初
奄美大島の面積は、712平方キロであり、これほど広い地域に定着していたマングースをゼロにしたのは世界初です。
日本のマングースは1910年にインドから持ち込まれ、沖縄島に放されました。
島民を苦しめる毒蛇のハブや作物のサトウキビをかじるネズミを退治するためでした。
1979年に奄美大島に持ち込まれたマングースは、たったの30匹でした。
ハブ対策が奄美の生態系に逆効果
ハブ対策で持ち込まれたマングースによる効果はありませんでした。
ハブは夜行性であるのに対して、マングースは昼間に行動する昼行性であったからです。
それどころか、奄美にしかいない動物を捕食して、どんどんその数を増やし続け、
2000年には、その数が約1万匹にまで増えてしまったのです。
2001~02年ごろ、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなどの数はマングースが持ち込まれる前の2割程度に減少しました。
奄美を守る戦い:マングースバスターズの奮闘と成果
2000年ごろ、国も本格的にマングースの捕獲に乗り出しました。
2005年には、島民らが捕獲グループ「奄美マングースバスターズ」を結成し、これまでに約3万2600匹の捕獲に成功し、農作物の被害減少や在来種保護に貢献しました。
彼らは、マングース捕獲に効果的であった罠を3万個しかけることでマングースの捕獲数を増やしました。
また、マングースのにおいや糞を探し出せるように訓練された探索犬とともに島をパトロールすることで、捕獲作業の効率化を図りました。
そのかいあって、多種多様な生物が住む環境を評価され、奄美大島は沖縄県の西表島などとともに2021年に世界自然遺産に登録されました。
本誌では、さらに詳しく紹介されています。
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