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Webメディアなどのさまざまなアンケートで、『カワイイと思う犬種』の1位を獲得している柴犬。
とはいえ、柴犬の見た目にはスマートさもあり、いわゆるど真ん中の『カワイイ』とは少し異なるように思えます。
そんな柴犬を、なぜ多くの人が『カワイイ』と思うのでしょうか?
wanでは、見た目から中身、そしてその歴史に至るまで、皆が柴犬に感じる『カワイイ』の秘密を解き明かしています。
見た目がカワイイ!
大きすぎない体のサイズ
柴犬は『小型犬』です。
チワワなどのとても小さい犬種と比べると大きく見えるかもしれませんが、一般的には成犬で10kg未満なら『小型犬』とされています。
また、(公社)日本犬保存会が定めた日本犬標準でも、柴犬は「日本犬の中で唯一の小型犬種」と定義されています。
柴犬は太く短い手足を持ち、全体的に丸っこいフォルムをしています。
「丸っこくて小さい」は多くの人が「カワイイ」と感じる条件のひとつです。
人に圧迫感や恐怖を与えないちょうど良い大きさは、柴犬の「カワイイ」に大きくかかわっています。
くりくりしたやさしい目
人が「カワイイ」と感じる要素のひとつに、目の大きさと形があります。
柴犬の丸くてくりっとした大きい目は、多くの人が「カワイイ」と感じるものです。
柴犬はリラックスしたときなどに目を細めることがよくあります。
動物にとって目を細める、閉じるというのは、外敵の危険性を感じていない状態、つまり安心した状態です。
ふだん目が丸くしっかり開いている文、目を細めるほど安心しているように見えるので、人は親しみを感じ、その様子を「カワイイ」と思うのです。
くるんと巻いたしっぽ
特徴的な「巻き尾」は多くの柴犬ファンを魅了する部位のひとつ。
人は丸いものに対して、「カワイイ』と感じる傾向があるため、丸まった形の巻き尾も「カワイイ」と感じられるのではないでしょうか。
そして、しっぽには犬の「表情」を伝えるコミュニケーションツールとしての役割があります。
ご機嫌なときには尻尾が下がったり……そういった犬から人への気持ちのやりとりもまた、「カワイイ」という気持ちにつながっています。
ちょうどいい毛の長さ
犬の毛の長さは、ふさふさの長毛からほとんど毛を感じないような短毛までさまざまですが、一般的に人は中くらいの毛の長さにいちばん安心します。
毛が長い場合、手入れが足りていなかったらどうしても不潔に思えてしまいますし、毛が無ければ無いで「さわっていいのかな?」と心配な気持ちになることがあるからです。
柴犬の毛は伸びすぎることはなく、安心してさわれる「もふもふ感」があります。
毛がちょうどいい長さでさわりやすいことも「カワイイ」につながっているのです。
本誌では、さらに柴犬の「中身」「歴史」「シニア」などさまざまな「カワイイ」が紹介されています。
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