小説『少年と犬』著者・馳星周が語るバーニーズの魅力「動くぬいぐるみかと思うほどの愛らしさ」

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数々のベストセラーを生み出してきた人気作家の馳星周さんは、約30年にわたって犬とともに暮らしてきた愛犬家としても知られます。

『少年と犬』という小説は、そんな馳さんの犬への思いを凝縮した1冊。

今号のwanでは、作品が生まれた背景や、馳さんが思う犬の魅力、犬との暮らしで大切にしていることについて、インタビューしています。

 

愛嬌たっぷりで人が大好き
バーニーズの魅力にハマる

 

馳さんは歴代6頭のバーニーズ・マウンテン・ドッグと暮らしてきたそうですね。

いつごろから、なぜバーニーズを飼い始めたのでしょうか。

 

「初代の『マージ』がうちにきたのは、もう30年ほど前になりますね。その後、『ワルテル』、『ソーラ』、『アイセ』、『マイテ』を迎え、現在は昨年9月にやってきた『アイトール』と暮らしています。

僕は子どものころから犬を、それも大型犬を飼いたいと思っていたんです。フリーのライターだったとき、原稿にそのことを書いたら、僕のファンだというブリーダーさんから連絡がありました。『私はバーニーズの繁殖を手がけているんですが、ウチの子はどうでしょう?』って。

バーニーズがどんな犬種かもよく知らなかったんですが、とりあえず見に行ってみたら、とにかくかわいい。動くぬいぐるみか!という愛らしさで、ブリーダーさんにいろいろ教えてもらいつつ、家に迎えることにしました」

 

バーニーズについて、他の犬とはどう違うのでしょうか。

 

「バーニーズって犬っぽくない犬種なんですよ。賢いとか、鼻がいいとか、人がよく言う『犬という動物の特徴』からちょっとズレたところがあって、けっこうどんくさい。たとえば散歩のとき、よそ見しながら歩いていて電柱にぶつかる、なんてことがしょっちゅうあります。そういうヌケたところが、愛嬌があってかわいいんですね。

それから人の気持ちを読むことに長けている。僕や家族の気持ちの変化に敏感だし、人の言うことをよく聞いています。バーニーズは海外では『リーン(lean:寄りかかる、もたれるの意)ドッグ』とも呼ばれていて、人がソファなんかに座っていると、横に来て寄りかかってくるんですね『私をなでて』『かわいがって』ってことなんですけど、とにかく人が大好きなんですよ」

 

若い頃はほかの犬種を飼ってみようかと思っていたけれど、今ではバーニーズを極めようと思っているという馳さん。

 

「これまで一緒に暮らしてきた6頭は、それぞれ個性がまったく違ったので、同じ犬種でも飽きるなんてことがないんです。今いるアイトールは、歴代の犬のなかでいちばんデカいんですが、いちばんの甘えん坊で無邪気な性格。だからなんでしょうね、仕草や表情がめちゃくちゃかわいいんです。何を思っているのか、何を要求しているのか、すごくわかりやすいので、犬とのコミュニケーションも非常にうまくいっています」

 


 

本誌では、インタビューの続きをご覧いただけます。

 

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