農業の若手リーダーに聞く『日本の農業はこれからどうなる?』

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アグリジャーナル (フリーマガジン)

農業の若手リーダーに聞く『日本の農業はこれからどうなる?』

  時代の流れが大きく変わり、”おうち時間”の増加によりヒト・モノの流れも激変している今。 人々の生活の基盤であり、レジャーを支える分野である #農業 にも 様々な影響がもたらされています。   今回は、農業界を率いる3名の若手リーダーたちがそれぞれの目線から 現在の農業界における動向、 #インターネット の活用方法、 そして今後の心構えなどを対談しています。  
  ・首藤元嘉さん〈4Hクラブ会長〉 愛媛県西条市を拠点とする『株式会社 維里(土と暮らす)』の代表として 有機米などを手掛ける。   ・渡辺一行さん〈農林水産省〉 大臣官房政策課・国産農林水産物等販売促進チームの企画官。 直近では『#元気いただきますプロジェクト』の企画などを担当。   ・田中圭介さん〈JA全青協会長〉 福岡県久留米市にて家族経営でサニー・リーフレタスなどや白菜などを生産。  
お題『ネット通販への見解は?』
  渡辺「消費動向が変わり、従来の販路での販売数が落ち込んだことを受け、新たな販路を模索している方が増えています」   首藤「ネット通販の市場は、大きく盛り上がっていると感じます。ただ、ネットで生産物を売る場合でも、消費者とのコミュニケーションが大切である点は変わらないと感じています。商品を注文してくださった方に送る確認メール一つにしても、工夫次第では気遣いを感じさせることができますよね。弊社でもネット通販を行っていますが、きめ細やかな対応を心がけることで、消費者の方に喜んでいただけるケースが多いです」   渡辺「農林水産省でも『#元気いただきますプロジェクト』というネット通販に取り組む方々を支援するプロジェクトを実施しています。こうした支援策もぜひ活用していただきたいですね」  
お題『コロナを機に農業はどう変わった?』
  田中「新型コロナの感染が拡大した結果、そのあおりを受ける農家が続出しました。例えば、日本へやってくる外国人観光客の数が激減したために、観光果樹園は大打撃を受けています。また、入学式や卒業式といったイベントが相次いで中止になったことで装花の需要が減り、花きを手がける農家は大きな収益源に直面しました」   首藤「しかし、夏頃からこの状況にたくましく立ち向かう農家の存在も見受けられるようになりました。コロナが流行する前より、売り上げを伸ばした農家も多くいるようです。『家庭での”食”を充実させたい』という新たなニーズが増え、自然栽培に取り組んでいる農家に聞くと、誰もが『生産物が完売した』と話します」  
  農業の形も今後大きく変化していくこと、していかなければいけない状況があるように思います。 さらに詳しい対談はこちらからお読みいただけます。 ]]>