ファミマ社長就任から1年・細見研介氏「経営に満足なんてあらへんわ」

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『セブン1強』が続くコンビニ業界。

トップになるために、ファミリーマートが越えるべき壁とは?

ファミリーマート社長・細見研介氏が週刊東洋経済のインタビューに答えています。

 

「経営に満足なんてあらへんわ」

 

2022年3月で、ファミリーマートの細見研介社長は就任から1年を迎えました。

親会社の伊藤忠商事では、岡藤正広会長CEO(最高経営責任者)の『懐刀』と呼ばれ、
小売り関連のグループ会社を束ねる『第8カンパニー』のトップを務めてきました。

2020年に伊藤忠によるTOB(株式公開買い付け)で非上場化したファミマは
細見社長の指揮の下で業界トップのセブン-イレブン・ジャパンを追いかけます。

しかし、国内店舗数、1店舗当たりの1日の売り上げ高を示す平均日販はともに
セブンがファミマの約1.3倍、営業利益は約3倍です。

 

ファミマ社長として1年、満足のいく経営はできましたか?

 

「そんな経営に満足なんてあらへんわ。ようやく1年間、大きくこけることなく終わった。コロナ禍、長雨などの天候不順、サプライチェーンの乱れと、次から次にいろんな問題が出てくるから、それを手当てしていくのに追われた。

問題が出てくると売り上げがグッと落ち始めるけれど、いろんな方策で下支えをした。

例えば、『ファミチキ』でのサプライチェーンの乱れ。タイで鶏肉を加工し日本に輸入しているが、コロナの影響で現地の工場に労働者がなかなか戻ってこず、昨年11月には生産量が落ちた。

でも、ファミチキのないファミリーマートなんてありえへん。『もう是が非でも運べ』ということで、大枚をはたいてタイから飛行機でコンテナ輸送し、一気呵成にクリスマス商戦へとなだれ込んだ。前年比でみたらうちの独り勝ちやったと思いますわ。こうやって勝ち癖をつけて、負ける言い訳をなるべく消していきたい

 

コンビニ業界1位のセブンに対して『勝ち』を狙っていますか?

 

「コロナ禍で多くの人が呻吟している中、元気を持って前に進むためにも、『2番を目指します』というわけにはいかない。だから、1番を目指す。

ただ、『何をもって1番とするのか』は問い直す必要がある。コロナ禍の2年間で、今まではよいと思われていたものがそうではなくなるなど、『消費者の哲学』は世界的に大きく変わった。また、大量生産・大量消費は見直され、SDGs(持続可能な開発目標)の理念が浸透してきている。

これら2つの流れが相まって、世の価値観は変わってきている。その中での1番とは何なのかという模索をスタートさせている」

 


 

本誌では細見社長のインタビューの続きをお読みいただけます。

 

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