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車の走行性能への評価が高く、国内外に熱烈なファンがいるSUBARU。
そんなエンジンの“申し子”が、2500億円もの電気自動車(EV)関連投資を決めました。
EV大競走にどんな戦略で挑むのか、社長の中村知美氏に直撃しています。
EVに勝算、「らしさ」を磨く
自動車業界は電動化などで激動機を迎えています。
その中で『SUBARUらしさ』をどう発揮しますか。
「スバルといえば『走り屋』。低重心で振動の少ない『水平対向エンジン』、独自の四輪駆動システム(AWD)といった、ややキワモノのイメージがありますよね。これらは車の機能を向上させる手段であって、根底で脈々と受け継いでいるのは、乗り物は安全であるべきだとの考えです。『走る』『曲がる』『止まる』という基本性能を追求し続けてきました。
それを踏まえ、社内では『不易(時代を通して変わらないこと)』と『流行』の言葉を大切にしています。不易とは今申し上げたことです。そして流行は、その時代の影響を受けるもの。
例えば車の外観や自動運転技術『アイサイト』などを含みます。その中で、私は主に不易の部分を強くするために活動してきました」
車の基本性能の高さが強みなのですね。
他社とはどう違うのですか。
「走る楽しさを感じたり、乗っていて安心感があったりすることです。ある程度の速度が出ていても、曲がろうと思った方向にしっかりと車がついてくる。基本性能を向上させるための技術開発にはお金をかけていますし、そこは絶対外せません」
EV時代も安心・安全を軸に
電気自動車(EV)の時代が来ても乗り味に差が出るのでしょうか。
走りの質で差異化できますか。
「できると思います。『EV化で水平対向エンジンがなくなると、スバルらしさが失われるのでは』という質問はよく受けます。お話しした通り、水平対向エンジンは車の機能を高める手段の一つです。他社との差異化の要素になっていますが、それだけを意識していたわけではありません。
安心・安全を感じられる走り、操縦安定性の高さなどが今、スバルの価値として認められていると考えています。EVの時代が来ても、その軸を外さなければ大丈夫だと思います。
AWDは電気で制御する方が性能を高められます。培ってきた技術をもう一段上のレベルに引き上げられます。その第一弾として投入したのが、スバル初の量産EV『ソルテラ』です。トヨタ自動車との共同開発車ですが、そのAWD性能には高い評価を頂いています。ここを伸ばせばいいとの手応えがあります」
SUBARU社長・中村知美氏のインタビューの続きは本誌にてお読みいただけます。
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