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渋谷はこの数年でかなり変化していますが、
その内容は商業施設だけでなくオフィスや住居もさまざま。
週刊エコノミストでは、編集長自らが渋谷の年間競争力を高める、
東急不動産ホールディングス社長・西川弘典氏にインタビューしています。
オフィス需要もある渋谷
渋谷駅周辺の様々なところが工事中ですが、
11月に竣工予定の『Shibuya Sakura Stage』の進捗はいかがでしょうか?
「渋谷駅南西部に広がる約2.6ヘクタールの敷地を一体整備するプロジェクトで、オフィス、住居、商業施設の3棟構成になっています。お陰様で、オフィスは想定以上のスピードで契約が成立し、9割埋まっています」
それだけオフィス需要は強いと。
「3年前の新型コロナウイルス禍(が始まった)時には、渋谷のデジタル関連の企業が一斉に出社を取りやめ、正直どうなることかと思いましたが、今は皆さん出社するようになっています。
やはりオフィスはコミュニケーションの場であり、皆で議論しながら新しいものを作っていくと。そのために誰もが来たがるオフィスにしなければいけないというオフィスのニーズが出てきています」
国際的な競争力のある都市環境整備を渋谷で実現する
渋谷の開発に関して『広域渋谷圏構想』を進めています。
「もともと渋谷はわれわれのホームグラウンドであり、さまざまな拠点を渋谷に構えていました。その拠点をベースにいかに街づくりをするかを考えて、渋谷駅を中心とした半径2,5キロメートル圏内を『グレーター渋谷』として開発しています。具体的には、北は原宿、表参道、東は広尾、南は恵比寿、中目黒、西は駒場東大前までのエリアです。
次の中期経営計画のテーマの一つは年間競争力のある街づくりになると思っていますし、国際的な競争力のある都市環境整備を渋谷で実現します」
都市間競争はロンドンやニューヨークと競うと
「グレーター渋谷にはそれを実現するだけの職・住・遊の資源がそろっています。
職は、オフィスがデジタル系企業を中心に活況を呈しています。住は松濤や代官山、恵比寿。広尾は競争力のある住宅エリアだと思います。
また、遊は外国人の方々が来て遊ぶ場所もあります。現時点でも高い競争力はありますが、今後は産業育成能力をつけていけば、グレーター渋谷の存在価値は相当上がっていきますし、東京にとっても渋谷は重要な資源になると思います。
産業育成の観点では、スタートアップ系企業のエコシステム構築は産学連携が十分に取れる場所でなければ難しい。グレーター渋谷には東京大学駒場キャンパスがあり、東大の知を活用し産学連携を図っていきたいと思います」
今後の渋谷の街の在り方をどう考えていますか。
「個人的な意見になりますが、渋谷はよく言えば多様性、悪く言えば雑多性、猥雑さがあり、そこをうまく残した街にできないかと思っています。
私自身、学生時代に東急東横線沿線に住んでいて、渋谷は生活の一部でした。渋谷でよく酒を飲んでいましたが、みんなで騒いで飲む大衆店もあれば、しゃれたサラリーマンが集まる店もあったりして、その意味でも多様性を感じていました」
本誌ではインタビューの続きをお読みいただけます。
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