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日本で最先端半導体の量産を目指すラピダスが始動しました。
このまま日本の半導体が沈めば産業を支える人材もさらに減り、残された時間も少なくなってしまいます。
大きな賭けにでたラピダスの勝算とは。
日経ビジネス電子版では、編集長がラピダス社長の小池淳義氏にインタビュー。
『失われた30年』の大きな原因は
先端半導体が遅れたから
9月1日に北海道・千歳市でラピダスの工場の起工式がありました。
改めて、なぜ日本に先端半導体が必要なのでしょうか。
「先端半導体はいろいろな産業で新しいものを生み出すためのコアになります。先端半導体が近くになければ、正しい理解と応用はできない。本当のクリエーティブな最終製品を新たに生み出せなくなってしまいます。
我々が量産に取り組むのは、現時点で世界最先端となる回路線幅が2ナノ(ナノは10億分の1)メートルのロジック半導体です。『2ナノが欲しい』というのは、自動運転や医療などの米シリコンバレーのスタートアップ。こうしたニーズで日本は全体的に遅れており、危機感を抱いています。
今のままでは、日本から新しい製品やサービスがどんどん生まれることは難しいのではないでしょうか。それは、先端半導体が遅れたからです。『失われた30年』の大きな原因となっているのです」
日本人は半導体製造に向いている
東哲郎会長(東京エレクトロン元社長)に米IBMから連絡があったことが、ラピダス設立の発端だと聞いています。背景には、経済安全保障に関連した米政府の思惑もあったのでしょうか。
「あったと思います。やはり米国も全部自分でできるとは思っていない。日本人は情報共有しながら最終的にいいものを作りたいという世界でも珍しい国民性で、半導体製造に向いていると思います。
これには過去の歴史が関係します。2001年に米同時多発テロ事件で大変な目にあった時、ニューヨーク州は将来の大きなビジョンが要ると考えました。そこで議論になったのが半導体産業です。『ニューヨーク・クリエイツ』と呼ばれる、IBMを中心とした産官学のコンソーシアムが発足したのですが、最初に手を挙げたのが東京エレクトンでした。
IBMは韓国サムスン電子や米インテルとも組み、台湾積体電路製造(TSMC)とも一緒にやっていましたが、人材の獲得競争などもありました。こうした歴史を踏まえ、信頼できる国として日本を選んだのだと思います」
本誌では小池淳義氏のインタビューの続きをお読みいただけます。
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