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新型コロナウイルス禍で大打撃を受け、人員や店舗の削減を余儀なくされたJTB。
オンラインでの旅行手配が広がる中、旅行代理店のあり方が問い直され
リアル・オンライン双方の利点を生かしたサービスで再起を図っています。
日経ビジネス電子版では、JTB社長の山北栄二郎氏にインタビューしています。
コロナ禍に約150人と1対1の面談を重ねた
新型コロナウイルス禍の真っ只中(2020年6月)に社長に就任して、3年半がたちました。
人員削減や店舗の削減も進められましたが、当時はどのような心境でしたか。
「パンデミック(世界的大流行)がどれくらい続くのかも分からない状況で、まずは財務の立て直しに集中しました。それと同時に、コロナ禍が明けたときにどのように社会が変わっていくのかを想定しながら我々のビジネスのあり方を見つめ直した時期でした。
社員にも大きな影響を与える改革に、じくじたる思いはありましが、未来を切り開かないといけないと大きな決断をしました。コロナ禍を乗り切ってくれた社員のみんなには感謝しています」
部長や支店長など、約150人と1対1の面談を重ねたそうですね。
「とにかくいろいろな話をしました。会社がどういう状況にあるのか、進めている施策の背景にどんな思いがあるのかというのは、正確に伝えないといけません。そういったことを、ざっくばらんに話し合う時間にしました」
仕事の3分の1は社員と対話
「距離感を縮めるというのが一番の目的だったのですが、初めはお互い緊張感がありました。何度も繰り返すうちに『人と人』の会話になってきました。人によっていろいろなキャラクターがあるので、とにかく相手の話もしっかり聞くことから始めました。コロナ禍が収まって会社が立ち直るにつれて、会話の内容も未来志向の明るいものになっていきました」
相当な時間を費やしましたね。
「仕事時間のうち3分の1は、社員との直接のコミュニケーションに充てると決めていました。経営者として決めなければならないことは多く、取引先の方と会うなど、やるべきことは他にもいろいろあります。ただ我々も『人の会社』で、人がどう力を発揮できるかが全てだと思っていますから、そこにエネルギーを割くのは当然かなと思っています。今もおおむね3分の1の時間は、会議も含めて社員とのコミュニケーションの時間にしています」
リストラもしている最中の面談で、不満の声は出てきませんでしたか。
「やっぱりありましたね。不満もありましたし、不安の声はもっと大きかったです」
本誌ではJTB社長の山北栄二郎氏のインタビューの続きをお読みいただけます。
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