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「リスキリングに5年間で1兆円」
2022年10月の臨時国会での所信表明演説で、
岸田文雄首相が「個人の職業能力の再教育支援」に投じると表明した予算額です。
経済産業省はリスキリングを経て再就職した場合、
受講した講座費用の最大56万円を「教育訓練給付金」として支給してくれます。
同給付金の優遇措置は24年度も継続しそうですから、資格取得業界のトレンドも『リスキリング』。
ビジネスパーソンにとっては学び直しが割安にできて、資格も取得できる好機です。
今回、PRESIDENTでは、あらたな技能を学び、これから需要が高まる『稼げる資格』について特集しています。
解説は、はやし総合支援事務所の林 雄次さんです。
「オンリーワン」になる資格の選び方

有名な資格一つだけでは、『ワン・オブ・ゼム』でも、
他の資格との組み合わせ次第では、お客様の役に立てる『オンリーワン』を目指すことができます。
林さんがお勧めする『資格+α』の考え方には、次の3つのポイントがあります。
(1)「自分が好きか」で考える
自分の好き嫌いとは関係なく、「今稼げるか」で資格を選ぶ人がいますが、林さんはお勧めしないとのこと。
今稼げる資格が5年後、10年後も稼げる保証はないためです。
好きでもない資格で稼げなくなったら、辛い思いしかありません。
一方、自分が好きか、興味があって選んだ資格でお客様の役に立てるのなら、その喜びは尽きません。
収入の多寡にかかわらず、相手にとっての『オンリーワン』であり続けられます。
(2)「キャリアを活かす」で考える
取得資格を『ビジネスキャリアを活かす』という視点で、考えることもできます。
勤務先やその業界で推奨されている資格をまず取ってみること。
「IT企業にシステムエンジニアとして勤務していた頃、私が最初に取得したのは情報処理技術者の国家試験でした。当時は資格手当が支給される、という単純な理由からでした」
実は、社労士として活動を始めた頃にある人から、「デジタル分野に強い社労士は珍しい」と言われたそう。
以降、その組み合わせで自己PRを始めると、仕事の依頼が次々と舞い込みました。
「恥ずかしい話ですが、私は他人に指摘されるまで自分の『強み』をわかっていなかった」
その組み合わせが希少であることが『オンリーワン』に通じる価値でした。
自分の「強み」と資格を結び付けたい人は、周囲の人に率直に聞いてみてもいいでしょう。
(3)「相手を喜ばせられるか」で考える
「社労士である私のお客様の多くは経営者で、飲食を共にする機会もあり、話のタネに民間資格のワインエキスパートを取りました。すると予想以上に喜ばれたのです。
ワインが好きな方でも、その歴史などの基礎知識を持っている方は少なく、かつ自分の嗜好に合った未知のワインを、私に提案されたのもうれしかったようです」
この経験を経て、資格の組み合わせを考える際に、
「お客様をどう喜ばせられるか」という視点があると気付かされたそう。
同時に、自分の興味から取得した資格が私の新たな「強み」になった瞬間でもあったといいます。
本誌では、さらに『資格の足し算』『資格の掛け算』についての解説が掲載されています。
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