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今年7月、47歳の若さで急成長する半導体検査装置メーカー『レーザーテック』の社長の座に就いた仙洞田哲也氏。
スピード開発にこだわる裏には、半導体業界トップ企業から市場を奪還した成功体験があります。
スピードを維持するために、社員を型にはめない企業文化が重要だと説きます。
日経ビジネス電子版では、レーザーテック・社長の仙洞田哲也氏にインタビューしています。
半導体業界、スピードが命
世界の半導体投資の動向はどうでしょうか。
「ここ数ヶ月で急激な変化が生じています。これまで旺盛だった最先端半導体の製造に向けた投資が、スローダウンしているのです。
最先端半導体を支える投資は、台湾積体電路製造(TSMC)、韓国サムスン電子、米インテルの主に3社です。当社の売上高に占める割合も3社合計で8割を超えています。しかし、TSMCの業績が好調な一方、インテルは赤字、サムスンの業績も株式市場のコンセンサスに達しませんでした。
半導体業界にはシリコンサイクルと呼ばれる好不況の周期的な変動がありますが、『TSMCだけ好況だ』というのは、従来の波とは違う新しい状況です。半導体メーカーがサプライヤーに伝える需要予測がより不透明になってきていると感じます」
今、レーザーテックは投資にアクセルを踏むのか、ブレーキをかけるのか、どちらかの局面ですか。
「市況の回復がいつか、1年後になるのかなどはわかりませんが、引き続き積極的に最先端の領域に投資していきたいと思います。当社は、半導体の微細化とともに発展してきました。今後も半導体の進歩にはキャッチアップしていくため、最先端に投資して我々の競争力をさらに高めていきます」
リードタイムは半分程度に
8月公表の中期経営計画では、1つ目の目標として発注から納品までのリードタイムの短縮を掲げました。
「現在は当社の生産能力を超える注文が来てしまい、リードタイムに1年半から2年の期間がかかっています。これほどの期間を取ると、高額の半導体検査装置とは言え、受注から検査装置の納入までに競争力が落ちてしまう懸念もある。そこで、一番の課題としてリードタイムを掲げ、従来の半分程度に短縮する目標を掲げました。
具体的な施策は様々です。比較的大きな投資は、新たな開発拠点となる『レーザーテック・イノベーション・パーク』の設立です。
検査装置の製造に欠かせない大きなクリーンルームが確保できました。2023年4月から稼働しており、第2期の工事も来年の初頭に完了する見通しです。急激な受注増に見舞われ、製造場所が確保できなかったという課題は解決できるでしょう。部品調達の効率化など、地道な取り組みも並行します」
本誌では、インタビューの続きをお読みいただけます。
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