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諸沢莉乃さんは、『カレーハウスCoCo壱番屋』などをフランチャイズする
年商22億円の『スカイスクレイバー』の社長に抜擢された、アルバイトあがりの22歳。
Forbes JAPANでは、多様な人の活躍を推進するムーブメントを起こした女性に贈るウーマンアワードの『チェンジメーカー賞』に彼女を選出!
諸沢さんを紹介する記事をピックアップします。
日本全体を覆う閉塞感を吹き飛ばしてくれる存在
今回の『チェンジメーカー賞』のアドバイザリーボードを務めたサニーサイドアップグループ社長の次原悦子氏はこう述べます。
「現在の日本において、いわゆる活躍されている多くの女性は、非の打ちどころがない学歴や職歴をもっている方が大半。でも、そんな“完璧”といわれる経歴をもつ女性はごくひと握りです。だれもが活躍できる社会、誰もがいつからでも学ぶことができる社会、何かにチャレンジできる社会の実現はこれからの日本には非常に重要です。そうした社会への期待を込めて彼女を推薦します」
彼女の言う通り、諸沢莉乃さんの登場は、日本全体を覆う閉塞感を吹き飛ばしてくれるのではないかと期待されます。
多くのマスコミが彼女に注目したのも、若い女性という理由だけではありません。
諸沢さんのポジティブさ、ひたむきさこそ、今の世の中が求めているものだからです。
周囲を巻き込んでいく力がある
話題性が先行しているのも事実ですが、現場で鍛えた接客力は折り紙付きです。
諸沢さんは、全国に1200店以上ある『カレーハウスCoCo壱番屋』のなかで、2021年当時15人しかいなかった『スター』の称号を最年少で獲得した接客のプロフェッショナル。
周囲にポジティブなエネルギーを与える存在を、前社長の西牧大輔は「これから続く人たちのロールモデルになる」と見逃しませんでした。
諸沢さんを社長にふさわしいと感じた点を西牧氏に尋ねたところ、「素直でへこたれない」こと、そして何よりも「CoCo壱番屋とスカイスクレイパーの理念に共感していたこと」だと言います。
経営者という観点でいえば彼女はド素人ですが、素直でへこたれないメンタルの強さがあれば、今後の努力次第でどうにでもなります。
しかし、企業理念を体現し、周囲を巻き込んでいける存在となるとなかなかいません。
『人間性重視』『意志あるものにはチャンスを』といったスカイスクレイパーの理念そのものである諸沢さんがトップとなることで、従業員のやる気を促し、組織に活気をもたらす未来を西牧氏は見たのでしょう。
さらに言えば、採用面でも良い影響が期待できます。
外食産業は深刻な人手不足に悩まされていますが、アルバイトとも年齢が近い諸沢さんが注目されれば、人材獲得や育成の面で断然優位になるからです。
「現場で一緒に汗をかき、一緒に会社をつくっていきたい」という諸沢さんが、社長就任後に最初に行ったのも、意志の共有でした。
社内の有志で理念や信条、行動指針を『クレド』にしたのです。
そのなかで諸沢さんが特に好きな一節は『素直最強、頑固最悪』。
変化を恐れず、常に前を向いている彼女にふさわしい言葉です。
そんな諸沢さんに、前出の次原氏はこうエールを送ります。
「諸沢さんはここからが始まりです。ここから経営者に必要なたくさんのことをきちんと学び、本物の実力ある経営者に成長してほしい。そして多くの夢をあきらめてしまっている女性たちのロールモデルになってほしいと思います」
本誌では、他にも閉塞した社会に風穴を開ける新たなリーダーたちを選出・紹介しています。
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