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将来を考えた時、何を優先するのが自分らしいのか分からなくなることもきっとあるはず。
non・noでは、最終的に『普通の就活』からではなく、今の道に進んだ先輩4人に、夢を叶えるまでに考えていたことをインタビューしています。
今回は、料理家の長谷川あかりさんのインタビューをピックアップします。
長く続けた芸能活動から一転、料理家の道へ
小学5年生から20歳まで芸能の仕事をしていた長谷川あかりさん。
中学2年生までは、NHKの子ども向け番組『天才てれびくん』にレギュラー出演し、レギュラー卒業後は俳優として活動。
料理家に転身するきっかけは、自分の「好き」を見直したことだったといいます。
雑誌のレシピ監修や書籍発売など、活躍に至るまでのヒントはその分析にもあるかもしれません。
レシピ本に救われて料理という『好き』を発見!
芸能コースがある高校に進学後、長谷川さんは大学を受験せず22歳まで仕事を続けた長谷川さん。
「分かりやすい“子役時代”が終わった高校生から仕事が少しずつ減少。時間ができて料理にハマったのはその頃でした。古本好きの父に連れられ、書店で父を待つ間に出合ったのがレシピ本。芸能の世界には絶対的な正解がなかったけれど、レシピどおりに料理を作ると喜んでくれる人がいることがうれしかったんです。
芸能の仕事から方向転換したのは20歳の時。7歳上の社会人のパートナーと婚約し、仕事の悩みを聞いてもらっていました。長年続けてきた仕事を辞める勇気がないことなど胸の内を明かすと、彼は『がむしゃらに頑張ってきた自分を認めて信じれば、どこで何を始めても大丈夫』と客観的にアドバイスをくれたんです。次第に自分自身を俯瞰できるようになり『同世代はみんな大学生。自分もなんでもいいから勉強したい』と、次に進む勇気が芽生えてきました」
「なんでもいい」から『料理』を選んだのも、夫からの一言がきっかけ。
「勉強をしたいけれど、何を学べばいいのか迷っていた時に夫から『料理をする私が一番楽しそう』だと言われたんです。さすがに入学前は料理家になろうとは考えていませんでしたが、今から勉強をするなら好きなことを学びたい……でも4年間も学び続けられるか心配で、最初は栄養学を学べる短大へ入学。その後四年生大学に編入しました」
「好き」だけど「面倒くさい」
そのスキマを私のレシピで埋めたい
「いざ学び始めると、想像以上の忙しさで、日常生活がおろそかに。それまで大好きだった毎日の料理にも義務感や、面倒くささが生まれたんです。外食が増えると体調がすぐれなくなり、時短料理で改善しようとすると簡単だけど気持ちはアガらない。時間に余裕があり“趣味の料理”をしていた時はあんなに楽しかったのに、“家事の料理”になった途端なぜか苦しい。『趣味』と『義務』の間を埋められる家庭料理をさまざまな本で調べても、私が知りたいその『スキマ』を満たすレシピが少ないと感じたんです。もやもやしたまま、編入して3年生に。周囲が進路を考える時期に自分がやりたいことを改めて考えた結果、この課題を解決したいとフリーランスの料理家の夢が見えてきました」
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