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2023年12月、米エヌビディアの協業で開発したAIロボット『MOTOMAN NEXT』を発売した安川電機。
産業用にとどまらないロボットとして、医療、食品などの『未自動化領域』をターゲットに捉えています。
社長の小川昌寛氏は、半導体など、先端産業が集積する米国を起点に新たな需要創出を狙っています。
今号の日経ビジネス電子版にて掲載されている安川電機社長・小川昌寛氏のインタビューをピックアップします。
AIで産業用ロボを超える
人工知能(AI)の登場でロボットはどのように変わっていくのでしょう。
「2000年ごろ、ロボットの開発方針について資料をつくりました。当時、ロボットの進化に重要なのは自律だと考えていました。そのためには運動能力と判断能力、2つの進化が不可欠です。ただ、判断能力が十分でなく、まずは運動能力を向上させるべきだとの考えがありました。大量生産の工場などで、決まった動きをするロボットの性能を高めていく20年間でした。
そこにAIが登場してきて『来た!』と思いましたね。判断能力の成立が現実味を帯びてきました」
AIが主役ではない
そうして23年12月、米エヌビディアとの協業で開発し、AIを搭載したロボット『MOTOMAN NEXT』(以下、ネクスト)を発売したのですね。
「ただ、AIは主役ではありません。人間の暗黙知や経験知、ちょっとしたおもてなしの心みたいなものを判断するためのものです。人間の作業を分からずして、AIは人間に受け入れてもらえないことを徹底的に意識しています。
ロボットがこうしたいと判断して動作計画を立て、それをシームレスにつないで動く。作業をこなす運動能力と判断能力が組み合わさって、初めて自律ができます」
お客さんの反応はいかがですか。
「ネクストなら何でもできると思うお客さんもいるかもしれません。でも準備不足のまま、現場にネクストを投入してしまうと、想定外の出来事に遭遇した時に対処できず、評価が下がる原因にもなります。だから、まずはしっかりと理解していただくことが大切です。
今は、お客さんのやりたいこと、やるべきことからネクストを使う必要がある仕事を見つけ、商談に進んでいくことが増えてきました」
例えば、どんな業界でしょうか。
「病院で看護師さんの行う医療機器の洗浄や仕分け、大手牛丼チェーンのセントラルキッチンでの調理作業などですね。泥臭いけれども、人の手で行わなければいけない作業はたくさんあります。そこからの引き合いがあります」

本誌では、インタビューの続きや、安川電機の特集記事をお読みいただけます。
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