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転職サイト『ビズリーチ』の創業者が『第2の創業』に動き出しました。
ビジョナルの社長・南壮一郎氏は、生成AIを活用し、社内人材の状況やポジションを『見える化』します。
市場原理を信じ、日本の教育の在り方まで変える絵図を描いています。
日経ビジネス電子版では、ビジョナルの社長・南壮一郎氏のインタビューを掲載しています。
あらゆる人材を可視化
人手不足や人材難に悩む経営者が増えています。
人材市場の動向をどう見ていますか。
「我々が転職サイトの『ビズリーチ』を展開してから16年になります。その間、若い世代を中心に価値観や働き方が変わってきました。企業は働く人を選ぶ立場から選ばれる立場になりつつあります。
変化の背景を理解するのに2つのポイントがあると思います。一つはIT(情報技術)の進化です。
情報の可視化が進み、ビジネスモデルの賞味期限がどんどんと短くなりました。飲食店をイメージすると分かりやすいでしょう。同一のプラットフォームで競争的に評価されるようになりましたね。人気の店はすぐまねされます。
労働市場も同じです。我々がやってきたことは社外の労働市場の可視化にほかなりません。つまり企業は働く側から競争的に評価されるようになったわけです。
もう一つは長寿社会の到来です。これまでは40年働けばよかったのに、これからは60年働かなければ貯蓄は足りず、社会保障制度も持たない。では同じ会社で60年も働き続けることはできるのでしょうか。ビジネスモデルの陳腐化が加速しているのであれば、なおのこと難しいのではないでしょうか」
社内人材に向き合わなかった
「まだスタートラインとはいえ、人材の流動化は始まっています。『この会社は60年も成長し続けられるのか』。今の若い世代はこう冷静に見ていますよ。終身雇用が当たり前だった世代からすれば受け入れ難い価値観でしょう。
最大の問題は、価値観も働き方も異なる多様な世代を、一つの人事制度でマネジメントしようとしていることです。制度疲労が顕在化し、人材のミスマッチも拡大することになります」
最近は大手企業も中途人材の採用に積極的に動いています。
「昨年からビズリーチが展開する『社長の本気篇』というテレビCMには、日本を代表する大手企業のトップが次々と登場しました。中途採用が経営課題になっていることの証左でしょう。登場した企業はいずれも、プロフェッショナル人材や即戦力になり得る人材を真剣に求めています。ただ新卒採用のイメージが強過ぎて、中途人材を採用してもらいにくかった。つまり機会損失が起きていたのです」
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