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スマートフォンや家電、ゲームなど、気が付けば身近にあふれるようになった中国企業の製品やサービス。
今号の週刊エコノミストでは、世界へ打って出る主要企業を徹底解剖するとともに、その強さの源泉に迫ります。
都心でなく、郊外に店舗が次々と展開されていくワケとは
(編集部/清水憲治)
「我々の想定をはるかに超える反響です」ーー。
中国シャオミの日本法人シャオミジャパンの鄭彦副社長は手応えを感じている。
スマートフォンやスマート家電を展開するシャオミは今年3月、さいたま市のイオンモール浦和美園店に国内初の常設店「シャオミストア (小米の家)」をオープン。
新型スマホ「Xiaomi 15 Ultra」発売とタイミングを合わせたこともあり、同社によると開店初日は一時数百人の行列ができた。
ストアの狙いは「スマホだけでない“製品エコシステム”を体感してほしい」ということ。
スマホとつながる薄型テレビ、ウェアラブル端末、ワイヤレスイヤホン、体重計、ロボット掃除機…。
調理家電やペット用の自動給餌器に加え、スーツケースや水筒まで並ぶ。
「革新的な技術を通じてより良い生活を楽しめる製品を適正な価格で届ける」というコンセプトで統一され、製品が互いに連携することも意識されている。
米アップルがかつて東京・銀座に日本1号店を開設したように、都心の一等地から日本展開を始める海外ブランドは少なくない。
それなのに、なぜ郊外の浦和美園なのか。
そこには明確な戦略がある。
ターゲットは「ファミリー層」。だから2号店も今年4月、イオンモール川口店(さいたま県川口市)に開設した。目先の派手さよりも市場に深く入っていく戦略で、年内に全国5~10店舗のオープンを予定する。
中国にはシャオミの製品開発の思想に共鳴し、「身の回りをすべてシャオミで固めたい」という熱心なファンが数多くいる。
鄭氏は「日本で(ネットとつながる)スマート家電が普及してこなかったのは、機能が増えると価格が跳ね上がってしまうから。シャオミには便利さとコストパフォーマンスの良さという強みがある」と意気込み、日本で新たなファンを生み出そうと力を注ぐ。
本誌ではさらに、薄型テレビや電気自動車メーカーBYDについて深堀しています。
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