なぜ無印良品は「退屈な経営」で最高益を更新できたのか? 良品計画・清水社長インタビュー

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食品や文具、美容、衣料など、たくさんの生活用品が揃う無印良品
今号の日経ビジネス電子版では、無印良品の運営会社となる株式会社良品計画の社長・清水水智氏へのインタビューを掲載。
気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

2024年11月、業績好調の中で、堂前宣夫前社長からバトンを受けました。
これからは急激な改革でなく、従来路線の「チューニング」に徹します
いわば「退屈な経営」ですが、投資家からは評価されているといいます。

 

 

「退屈な経営」がベスト 良品計画社長 清水智氏

 

――2025年8月期は2期連続の最高益となる見通しです。好調の要因は何でしょうか。

 

出店の拡大です。
以前はターミナル駅のビルやショッピングセンターへの出店が中心でしたが、郊外でスーパーと一緒にお店を出すようになりました。

 

郊外の出店が拡大すると、日常的に身近な場所で無印良品と接する人が増えて、認知度が上がりました。

 

 

――商圏人口が少ない郊外に出店するのは非合理的ではありませんか。

 

もともと無印良品のあるようとして、「日常の生活に役立つ」ということがありました。
コンセプトとして「日常に入り込んでいきたい」という強い願望があるのです。

 

無印良品の商品をフルラインアップで見せようとすると、売り場は600坪(約2000㎡)近く必要です。
きちんと無印良品を見せられる立地を目指したら郊外だった、という言い方もできると思います。

 

 

――3月に奈良県で改行した世界最大店舗「無印良品 イオンモール橿原」は好スタートを切ったようです。

 

600坪のお店は化粧品や食品を強調した買い物しやすい売り場になっています。
橿原は(売り場面積約2500坪)ではライフスタイルを前面に押し出すことができるので、無印良品のすべてを見ていただけます。

 

橿原の大きな切り口は「循環」です。

古着屋古家具の売り場を充実させています。
資源循環の取り組みや商品が実際に(収益が上がる)商売になっている。

 

これはビッグチェンジです。

 

まだまだ清水氏へのインタビューは続きます。本誌で、ぜひご覧ください。

 


 

本誌では他にも、良品計画の現在の経営についてなどを紹介されています。

 

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