酒税改正で激変するビール市場――サントリー西田社長が語る“金麦”ビール化の裏側「一世一代の大勝負」

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ビールが美味しい季節に、発泡酒をビール化する?!というニュース。
今号の週刊東洋経済では、サントリーの西田社長にインタビュー。
気になる内容をピックアップしてみました。

 

今年10月、これまで、ビールと発泡酒などで差をつけられてきた酒税の額が一本化され、酒類業界は変化の時を迎えます。
減税されるビールに追い風が吹くとされる中で、サントリーは看板ブランドの「金麦」をビール化する大勝負に出ます。
創業家でサントリーホールディングス社長の鳥井信宏氏から、今年1月に酒類事業を管轄するサントリーの社長のバトンを引き継いだ西田英一郎氏に、激変する市場をどう勝ち抜くのかを聞いてみました。

ビール化は一世一代の勝負!

―― 10月に酒税改正を控える中で社長に就任しました。サントリーは、発泡酒の看板商品「金麦」をビール化します。

「金麦」のビール化は一世一代の大きなイベント。

 

酒税改正で、低価格帯のビール市場も含めて、サントリーとして市場を牽引していきたい。

 

この酒税改正はメーカーとして絶対に乗り越えていかなければならない。

 

―― アサヒビールやキリンビール、サッポロビールも発泡酒などをビール化します。どう対抗しますか。

新ジャンルの中で、「金麦」は先頭を走ってきた
各社が出揃うならまた同じ環境で同じ競争がある。

 

顧客にとって相対的に「安いビール」の市場ができるならば、その中でもこれまでと同じ力でしっかいやっていけると思っている。

 

他社の追随については、本音を言えば「受けて立つ」という気持ちもあるが、やはりみんなで市場を盛り上げていかなければならない。

 

自分たちだけで戦っても仕方がないので、一緒に市場を広げる仕事ができるのではないかと考えている。

 

―― ビールに格上げされる「金麦」は、どう変わるのでしょうか。

すっきりとした味わいだからこそ、新ジャンルである「金麦」を好んで飲んでいる人は多い。

 

新しい顧客に対しては「これがビールや」と思わせつつ、以前からの顧客に「飲み応えがない」と言わせない。その境界線を見極めるのが醸造家の技であり、メーカーの腕の見せどころだ。

従来のビールとの差別化は難しいが、やはり「おいしくて安い」ほうが顧客にとってベネフィットになる。

 

「安くなった」「高くなかった」という価格の競争ではないところに持ち込まなければならない。

 

同時にビール化する「金麦〈糖質75%オフ〉」、「金麦〈豊潤〉」と合わせて、「金麦3きょうだい」という選択肢を持っていることも、大きな強みだ。

 

「入り口」のビールに注力

―― この酒税改正を経ての成長戦略を、どう描いていますか。

ビールはお酒の中でも飲まれる量が圧倒的に多く、われわれとしても最大の顧客接点だ。

 

ビールからチューハイ、ウイスキーやワインに行く人もいる。

 

ビール以外のポートフォリオはかなり充実させている。

 

 

これからのビール業界の動きが楽しみですね。続きはぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

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