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「もうCESってクルマの展示会だよね」
そんな声が聞こえてくるほど、近年のデジタル見本市『CES』はクルマ関連の話題が豊富です。
専門家はどこに注目したのでしょうか。
日経トレンディでは、MaaS Tech Japan CTO(最高技術責任者)、渡邊徹志氏が解説しています。
クルマのソフトウェアを重視したUXが加速
独BMWの基調講演で発表されたコンセプトモデル『i Vision Dee』は
1980年代のドラマ『ナイトライダー』に登場するクルマ『ナイト2000』のような
自然な対話ができるAIを搭載しています。
フロントガラスが透過型のディスプレーで、ナビやカーステレオの情報を表示できます。
車両システムとエンターテインメントを切り離して開発を進め
より柔軟な移動体験をもたらすというのがこのシステムのコンセプトです。
後半では電子ペーパーの技術を組み込むことでボディーの色が変えられるというデモも見せました。
これも本質的にはよりとがったUX(ユーザーエクスペリエンス)を目指す試みの1つでしょう。
こうしたソフトウェアやサービスを重視するクルマは『Software Defined Vehicle(ソフトウェア・デファインド・ビークル)』と呼ばれています。
この潮流のマイルストーン的な車両とも捉えられます。
CESでは加えて、ソニー・ホンダモビリティの
新しいEV(電気自動車)試作車『AFEELA(アフィーラ)』も、同系統のコンセプトで注目を集めました。
本誌ではさらに詳しくCESに展示されたクルマたちが紹介されています!
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