【知っておくべき災害時の車中泊避難の基本】命を守るための知識と準備

  • 更新日
  • 有効期限 2025.06.16

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。

 

2024年1月に能登半島を中心とする北陸地方を襲った「令和6年能登半島地震」。

さらには、大型台風や線状降水帯などによる水害も日本各地で猛威を振るった2024年の夏。

もはや「10年に一度」は日常化しているのが現状。

そこで、今号のCarNeru(カーネル)では、そんな緊急時に役立つ車中泊避難の基本を改めて解説するとともに、今後、緊急時に役立つアイテムなどを紹介しています。

 

 

どんな災害でも「車中泊避難」は有効?

 

 

 

「緊急時、クルマは力強い味方になる」というのは、「カーネル」が一貫して伝えてきた言葉だ。

実際、日本各地で起こった災害時に、多くの人たちが車中泊避難を行い、その場を凌いできたのはまちがいない。

ここで紹介しているような「車中泊の基本」を知っていれば、難敵エコノミークラス症候群になりづらく、避難所代わりにクルマを活用することができるはずだ。

では、どんな災害でもクルマで寝れば大丈夫なのか?残念ながら、それは違う。

災害の種類、規模、地域によっても異なるし、同じ災害でも、そのフェーズ(段階)によっても変わってくる。

まず地震においての、行政のガイドラインは、「クルマの場合、カギを付けて、クルマを置いて避難すること」が基本となっている。

この項目を知っている役所の担当者の場合、「車中泊避難は推奨しない。なぜなら…………..」という話になる。
ここでの大きなズレは、「車中泊避難」という言葉の定義だ。

我々は、「クルマで避難すること」を全面に押し出しているわけではなく、「クルマを避難所代わりに活用すること」を広げたいのだ

避難する時は、それぞれの状況に合わせて、最も安全な手段で避難する。

その後、全壊や半壊となった家や避難所に入れない人たちが、車中泊避難を行う際に知ってほしい事柄がこの「車中泊避難」なのだ。

上への「垂直避難」が前提となる津波の場合は、本誌もクルマでの避難行動は推奨していない。

地震の場合、車中泊避難が最も有効なのは被災後72時間。

まだ揺れが頻繁に続き、避難所の受け入れが万全でない状況で、車中泊避難だからこそ凌げることもあるからだ。

日数が経てば、避難所や救援物資、仮設住宅も充実してくるはず。そのまま車中泊避難を続ける必要があるか?選択する時期がくるだろう。

では、台風や線状降水帯などのゲリラ豪雨の場合はどうか?
地震と大きく異なるのは、「天気予報」により、事前に避難行動ができる点だろう。

つまり、被災してからの避難生活ではなく、その手前で車中泊避難を活用できる。特に最近の天気予報は高性能で、高確率で当たることが多い。

「危ない」となったら、安全な場所へ早めに移動して、悪天候をやり過ごすこと。この時こそ、車中泊避難の知識とテクニックが活きる時かもしれない。


 

 

本誌ではさらに、車に積んでおくべきアイテムや車中泊の寝方の基本を紹介しています。

 

I LOVE MAGAZINES!
定期購読キャンペーン2025 -Spring-

 

 

エントリーしていただいた方から抽選で
「トップカバーアワード」受賞者にちなんだ豪華プレゼントが当たる!!

 

お好きな雑誌の定期購読 5,000円以上ご購入で応募でき、さらに条件クリアで当選確率アップ!

トップカバーアワード大賞を受賞したえなこさんのサイン色紙をはじめ、他表紙にたくさん登場された著名人に関わるアイテムのプレゼントや、Amazonギフト券なども当たります!

 

上のキャンペーン画像をタップして詳細をご覧ください!

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。