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ファッションECサイト大手の『ZOZO』が『売らない店』に参入します。
2022年12月16日、東京・表参道にオープンする同社初の実店舗『niaulab by ZOZO』では、商品を販売しません。
人工知能を使ってAIとスタイリストが
コーディネートを提案
実店舗『niaulab by ZOZO』では商品を販売せずに、来店客に合ったコーディネートを以下の流れで提案します。
(1)独自開発した人工知能『niaulab AI』で来店客に合ったコーディネートを探す
(2)ZOZOが展開するコーディネート投稿サービス『WEAR』上の1300万超の写真から3パターンを導き出す
(3)結果を踏まえてスタイリストが、知見を生かして実際のコーディネートを提案
(4)来店客は店内にある約700点の商品を使って試着する
社長兼CEOの澤田宏太郎氏はこう話します。
「コーディネートのリコメンドアルゴリズムはまだ精度が不十分。実店舗なら、なぜその商品を選んだのかを来店客とスタイリスト視点の両方で定性的なデータを蓄積できる」
“似合う”データを収集してAIに学習させ、
今後ECサイト上でより機械的に似合うコーディネートを提案できる仕組みづくりを今後目指します。
中国発の格安ファッションEC『SHEIN』も
ショールームを開設
Z世代が支持する中国発の格安ファッションEC『SHEIN』も
2022年11月、販売を目的としないショールームを都内に開設。
狙いの1つは来店客の反応を吸い上げて、商品開発などに生かすテストマーケティングにあります。
ファッションECによる消費者データの争奪戦が激化するなか、
店舗型のファッション販売大手も戦略変更を迫られる可能性があります。
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