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非常用持ち出し袋だけでは災害に備えられない!
では、何を用意すべきなのでしょうか。
今号のPRESIDENTでは、防災備蓄収納プランナー協会代表理事の長柴美恵さんが
大地震を生き抜くための防災レッスンを発表しています。
非常用持ち出し袋は
1キロメートルは背負って歩ける重さに
災害時の備えというと、絆創膏やカッターナイフ、笛などの身を守るものや、
助けを呼ぶために必要な物品を、持ち運びができるリュックなどに入れた
『非常用持ち出し袋』をイメージされる方がほとんどで、実際に用意しているご家庭も多いと思います。
こうした持ち出し袋が必要になるのは、自宅から避難所などへ移動を余儀なくされたときがメインです。
自宅からそのまま背負って何キロメートルも歩く可能性があるため、重すぎる持ち出し袋は避難の妨げになります。
少なくとも1キロメートルは背負って歩ける重さを目安に、内容を調整することが必要です。
持ち出し袋を作ったら、一度は実際に背負って歩いてみましょう。
私は市販の持ち出し袋から、水のペットボトルを減らして重さを調整しています。
生き延びるための防災
防災には大きく3つのフェーズがあり、先述の持ち出し袋や、
家具の転倒を防ぐためのつっぱり棒などは『自分の命を守るための防災』です。
急場をしのぎ、命が助かったあとは『生き延びる防災』にシフトしていく必要があります。
また、避難の必要がなく自宅で過ごすことは可能なものの、
電気・ガス・水道といったインフラが停止してしまった際も、この段階が該当します。
ですが、このフェーズの防災を考えている人はとても少ないのが現状です。
人間が生きるためには、「飲む・食べる・出す・休む」の4要素が快適に行えることが重要です。
『生き延びるための防災』では、インフラが復旧するまでの約1週間、この4要素を満たせる備蓄を行いましょう。

1週間を『生き延びる防災』は、この4種類
(1)飲む
飲むだけでなく、食品の調理にも使えるミネラルウォーターはもちろん備蓄すべきですが、
お気に入りのジュースやお茶なども不安な気持ちを支えてくれます。
不謹慎とは思わず、揃えておきましょう。
(2)食べる
生存を考えると、何も食べないことが最も危険。
食べなれない非常食などは体が受け付けない危険もあります。
お気に入りの食品で備えましょう。
カセットコンロがあると選択肢の幅が広がります。
(3)出す
排泄を助ける凝固剤やおむつなどは、いきなり使うと体が適応できず、
排泄ができなくなり体調不良のもとになることも多いです。
備蓄の前に少量をお試しで買い、自分に合ったものを探しましょう。
(4)休む
気力と体力を保つため、安心して眠るためのグッズを備えておきたいところ。
防寒対策も含まれます。
ただし防寒は地域差が大きいため、情報収集を行なって居住地域に合った備蓄をすることが重要です。
本誌では、さらに生き延びる防災について細かく解説されています。
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