都心の地下に潜む巨大地下神殿:日本の技術が築いた秘密基地の正体

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我々は地上で生きていますが、地上にのみ生かされているのではありません。

最新技術の結晶や、自然の神秘が地下に潜み、我々の生活はそのうえで成り立っています。

とくに国土の狭い日本では、古くから地下の空間や資源に人々は活路を見出してきました

地下を知ることで、世界の解像度は上がることでしょう。

今号の男の隠れ家では、あなたが知らない謎の世界「地下迷宮 ワンダーランド」を旅します。

 

 

日本の防災力を象徴する巨大空間
首都圏外郭放水路(埼玉県 春日部市)

 

 

 

第一立坑は調圧水槽に隣接しています。

まるで巨大な穴がぽっかりと開いているようで、こちらも調圧水槽に負けず劣らず、巨大さがもたらす迫力に驚かされます。

内径31.6m、深さ71mの円筒形で、最奥部が地下深くへ延びています

「立坑は全部で5つあり、第一立坑以外の4つの立坑は中小の河川から洪水を流入させています。立坑同士は地下のトンネルでつながって、第一立坑へと水を流しています

施設内の水の流れを追うと、まず、水を取り入れる流入施設があります。

中小の河川の堤防に設けられた「越流堤」の高さを水が超えると施設に流れ込み、さらに立坑へと流入。

立坑をつなぐトンネルは春日部市上金崎から約6.3km、国道16号線の地下50mを通り、トンネルを通った水は、第一立坑から調圧水槽へ流入させます。

水の流れは庄和排水機場にある操作室でコントロール。

首都圏外郭放水路の頭脳ともいえる操作室の中央には監視操作パネルがあり、コンピュータ制御によって、流入施設のゲートの開閉、ポンプ施設の起動・停止などの作業を行っています。

約30個の監視モニターで遠隔でチェックできる体制が整えられています。

平成14年(2002)の部分通水から、2025年3月末までに、148回の洪水調節実績がありました。

放水路は流域の治水対策に大いに貢献しています。


 

本誌ではさらに、地下採掘場跡、鍾乳洞など男心をくすぐる地下迷宮の旅を紹介しています。

 

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