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映画やドラマの出演作が目白押しの実力派女優・奈緒さんと、
渋谷駅の喧騒から離れた裏渋谷通りの隠れ家イタリアン『テアトロアッカ』へ。
シェフの遊び心が詰まった唯一無二の料理を味わいながら、彼女はどんな表情を繰り出すのでしょうか。
世田谷から移転し
“大人の喧騒”を渋谷に運んだイタリアン
オープンキッチンから唯一無二のアイデア料理を次々と編み出し、
大人たちを虜にしてきた豪徳寺の人気レストランがパワーアップ。
『テアトロ』が劇場、『アッカ』がH(シェフ・原 郁人さんの頭文字)を意味する通り、
新生『テアトロアッカ』においても予定調和でない食事が楽しめます。
その世界観に酔いしれるなら、前菜からドルチェまで料理が連なるディナーコースを選ぶのが近道。
何しろピザの出し方が面白く、つまみとつまみの間ににぎりがでる鮨のおまかせのように、
多彩な料理と料理の合間にピザ窯で焼き上げるピザが差し込まれます。
今回、こちらでデートを擬似体験した奈緒さんも感心した様子。
「デートでピザをうただくというシチュエーションは初体験。コース仕立てで味わうのもすごく新鮮でした。手でつまんで食べるカジュアルさに、相手との距離が自ずと縮まるんですね。ハンバーガーのように口を大きく開けなくてもいいし、ピザっていいですね」
落ち着いた空間で特別感を演出しつつ、肩肘張らずに親密度を高める…
まさに大人向けの一軒です。
正解がひとつでないものに魅せられる
演技も、だから楽しい
奈緒さんは、福岡県出身の27歳(2022年当時)。
聞けば、上京した二十歳の頃は、東京がただただ眩しく感じられ、恐れを抱くことすらあったといいます。
「友達はできるのだろうか。地方から出てきた自分は生きづらさを感じるようになるのではないか。得体の知れない不安に押しつぶされそうでした」
それでも東京にこだわったのは自身の活動の幅を広げるため。
子どもの頃から引っ込み思案な性格でしたが、その弱さを克服したいという思いから
芝居のワークショップに参加し、演じる楽しさに目覚めたそうです。
そして、親の反対を押し切って地元を離れ、脚本家・野島伸司さんが総合監督を務める俳優養成所の門を叩きました。
「数学のように答えがひとつに限定されるものより、国語のように無数の答えが考えられるものが好き。だから、お芝居に惹きつけられたのだと思います。あの頃は夢中でした。この先、これほど面白いと感じられることに出合えるかどうか分からない、しがみつかなければ、という一心でした」
演出家の一言に目が覚めたような気分に
芝居について、楽しさと隣り合わせにある苦しさを味わいつづけた奈緒さんに
光が差し込んだのは27歳を迎えた今年のはじめ。
ある舞台への出演がきっかけでした。
「演出家の栗山民也さんにこんなことを言われました。
『板の上で決まり切った芝居をやっても、わざわざお金を払って劇場まで足を運んでくださるお客さまには面白がっていただけない。役者という人間が迷う姿にこそ魅力がある。それを目撃するのが劇場という場所だよ』と。
そのお話を受けて目が覚めたような気分になりました。ありのままの不器用な自分をさらけ出すのは怖いことですが、見てくださる方に勇気を与えられるのかもしれません。何回かのうちに1回でも、その瞬間があればいいなあと思っています」
自分の弱い一面に気づいたら、否定せずに受け入れる。
自分自身を愛するようになった奈緒さんは、目下、躍進中です。
本誌では、初主演となるドラマ『ファーストペンギン』についても語っています。
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