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「こんなに美しい人がいるなんて…」
映画『ローマの休日』を観た人は皆そう言ったでしょう。
可憐で清楚、上品なのに無邪気。
週刊ポストでは、オードリー・ヘプバーンの没後30年メモリアルとして特集。
あの日観た彼女への憧憬が、今鮮やかに蘇ります。
今回はその中から、
オードリーの親友であるコーディネーターの加藤タキさんが明かす彼女の素顔をピックアップします。
「オードリーお手製のパスタで食事して……」
親友が明かした素顔
オードリーは真心のある人
加藤タキさんがオードリーと初めて会ったのは1971年。
日本企業のウィッグCMでコーディネーターとしてローマの自宅を訪ねた時でした。
ツタの生えたレンガ造りのアパートメントで、加藤さんが大きな木の扉をコンコンとノックすると、
エレガントなワインカラーのニットワンピースを着たオードリーが両手を広げて
「ウェルカム!あなたがタキね!」と迎えてくれたそう。
「日本から訪れたスタッフは15人ほどだったのですが、それぞれが自己紹介すると次の瞬間から『Yes, Mr.Yamazaki』『Yes, Mr.Takahashi』と一瞬で名前を覚えていたことに驚きましたね」
衣装は本人私物でお願いしていたものの、何パターンもコーディネートを作って準備していてくれたそう。
「後にも先にも、こんな女優さんはいなかったです。大女優だけど私たちと変わらない感覚を持っている人。そして相手がどうしたら喜ぶか、心くばりができる真心あふれる人でした」
オードリーの自宅で手料理をいただく
1982年、10年ぶり2回目のCM撮影で再開したのをきっかけに、
オードリーとの親交が深まったという加藤さん。
ローマのレストランで食事をしたり、
オードリーの自宅でほうれん草のパスタやエビのサラダをご馳走になったり、
オードリーの恋人のロバート・ウォルターズと3人で語り明かしたり……。
東京音楽祭のために来日していた俳優のグレゴリー・ペックと彼女の来日のタイミングが偶然重なったので、
2人を電話でつないだこともあったそう。
「電話の第一声は決まって『Hello, Taki! This is Audrey』でした。ちょっと低くて、抑揚のある方。彼女の声はいまでも耳に残っています」
オードリーとの思い出が鮮明なのは、彼女がどんな人にも愛情を注いでいたから。
「私にそうしてくれたように、世界中の人に感動をもたらしたからこそ、愛され続けているのでしょう」

本誌では『永遠の妖精』と呼ばれたオードリーがユニセフ親善大使を務めた様子なども掲載されています。
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