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ここ数年で多く見かけるようになったリリックビデオ。
そこでは視聴者の目を引き付ける文字デザインやテキストアニメーションが大きな役割を担っています。
ここでは映像ディレクター、文字デザイナーとしてリリックビデオに関わる
朝倉すぐるさんとZUMAさんに制作の裏側とMorisawa Fontsの活用事情についてインタビューしています。
自分でも作ってみたいという思いから…
おふたりがそれぞれ文字デザイナー、映像ディレクターになるまでの経緯を教えてください。

ZUMA:中学生くらいの頃ってテストで余った時間に落書きをするじゃないですか。そういうとき私は明朝体のレタリングをしていて。元々文字に興味があって、高校は美術系のデザインコース、大学は多摩美に通って、文字やライブ想定のリリックデザインを展示したりしていました。
卒業後は制作会社で文字を作る仕事を経て、フリーランスでの活動を始めました。そこでクリエイターのSNSを見ると、みんなプロフィールに肩書きを書いていて「私も何かあったほうがいいな」と思って“文字デザイナー”と名乗ることにしました。
朝倉:僕は小・中・高とサッカーしかしていなかったので、実は映像を作り始めてからまだ10年くらいなんです。最初はゲームのPVや企業VPなどを作っていて、Premiere ProやFinal Cut Proなどで実写のカット編集をやっていました。
元々アニメやゲームは好きだったんですが、モーショングラフィックスに興味を持つきっかけになったのは、とある美少女ゲームのOPでした。その映像を見て「めちゃくちゃ格好いい」と感じて、そこから「自分でも作ってみたい」と思いAfter Effectsを触るようになりました。そういう経緯もあり、0から1を作るよりも見せたい題材をどう料理するかを考えるほうが得意なんです。
“美しくも痛々しい”主人公を描いた『不器用な男』
朝倉さんにお聞きしたいのですが、『不器用な男』のMVはどういう流れから制作に入ったのでしょうか。
朝倉:MVを制作するときはクライアントからある程度の指定があるんですが、『不器用な男』の場合はまず「アニメをやりたい」という要望と、歌い手であるカンザキイオリさんが特に言葉を大切にしている方だったため、文字を映像で見せるにあたって「そのテイストを踏襲したい」というふたつの条件がありました。それをもとにコンテを描きました。
コンテができたらアニメーターさんやデザイナーさんも交えてミーティングをし、ざっくりと「こんなイメージでやりたいです」という話を共有してから本格的な制作にはりいました。
文字についてはどんな指示を出されたんでしょうか?
朝倉:こちらからフォントの指定はしなかったです。僕よりも今回リリックデザインを担当した本忠 学さんのほうが文字のことをずっと考えているので、僕がやりたいことのイメージだけをお伝えして、あとはお任せしました。
本誌ではインタビューの続きをお読みいただけます。
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