音楽ジャーナリストが語る、2024年、夏に聴きたい最新音楽

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暑すぎて溶けてしまいそうな脳と心に刺激がほしい!

“いま”触れておきたいトピックスをGINZA視点で特集!

夏休み、カルチャー指数アップの役に立つこと間違いなしです。

 

今回は、『夏に聴きたい最新音楽』をピックアップします!

 

夏に聴きたい最新音楽

 

文:柴 那典(音楽ジャーナリスト)

 

新生MILLENNIUM PARADEとは

 

 

常田大希(King Gnu)を中心にアーティストやクリエイターが集結。

楽曲ごとに形を変える僕らは、5月1日に名を大文字表記に変更。

欧米の2レーベルと契約を結びました。

 

「ブリング・ミー・ザ・ホライズンやシャーデーらが所属するイギリスのRCA UKと、ラッパーのトラビス・スコットを擁するアメリカのEPIC USという2大レコード会社とタッグを組みました。昨年のうちにロンドンとLAでレコーディングやアーティストとのセッションをしたと、話題に挙がっていたのは、このためだったようですね。

まだあらゆる詳細はベールに包まれた中で、個性的なキャラクターが住む“Kong Tong Tokyo(混沌東京)”を舞台にした曲を発表していくということのみが明らかになっています。

第一弾の『GOLDEN WEEK』は、ヴォーカルの声も加工されており、これまでの雰囲気とはまったく違ったものでした。そして誰が歌っているのかも公表されていません。常田さんがメジャーのど真ん中で、ビートミュージックの新たなスタンダードを作ろうとしているのを感じました。

とはいえ、これは序章の序章なんじゃないかと。

2曲目ではまた別のスタイルを構築してくれる気がしています。常田大希という日本を代表する才能が海外をフィールドに火花を散らす。まだ聴いたことないジャンルと次なるトレンドを生み出していく姿を目の当たりにできる瞬間は、そう遠くはないはずです。これからリリースされる曲にも期待が膨らみます」

 

Dos Monosの新盤『Dos Atomos』がもたらす衝撃

 

 

サンプリング主体のヒップホップから飛躍し、メンバー自身の生演奏と
ゲストミュージシャンによるバンドサウンドを核とした3年ぶり3枚目のアルバム。

国境をまたいで新しい音を奏でています。

 

「アヴァンギャルドミュージックやプログレッシブロックといった刺激的なサウンドに、知性と切れ味が冴え渡る3人のラップ。現代のオルタナティブ音楽を象徴する1枚です。

いつか2024年を振り返った時に、必ずピックアップされる作品なんじゃないかと。それくらい文化的なインパクトが大きい。

こちらは米国のインディ系レーベルDeathbomb Arcからもリリースしています。彼らは海外でライヴをする機会も多く、今回はヨーロッパ・ツアーで共演したUKのブラック・ミディも参加しています。このバンドもロックの方法論に新発想を持ち込み、革新的なリズムとアンサンブルを生み出しています。

そういう価値観の共有も、ボーダーレスな音を生み出す由来になっている気がします。今の音楽業界は1曲をどうバズらせるかとい考え方が主流であるなかで、アルバム1枚を通して聴かせる。そのコンセプトを貫く姿勢もすごい。

ここで、あらためてロックバンドとしての本気を目撃できてうれしいです」

 


 

 

本誌では、RM(BTS)の2ndソロアルバムについても紹介されています。

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