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エンタメ業界に限らず、さまざまな業界で“推し活”がビジネスの新しい扉を開く鍵となっています。
市場規模はなんと、8000億円以上!
DIMEでは、可能性に満ちた“推し”の正体を探るべく、さまざまな角度から企業と人の取材を試みました。
この特集を読めば、時代を動かす『オシノミクス』とは何かがわかるかも…!
心理学視点
ヒトはなぜ推したがるのか

自分の心の中(非現実)と世界(現実)をつなぐ働きを
人が持っているから
愛知淑徳大学心理学部教授の久保南海子さんは、
推し活・推しの定義、推し活で起きている人の心の動きについて
自身の研究する認知科学の分野からこう説明します。
「熱愛する対象がいて、かつそれを受動的に愛好しているだけではなく、
対象に向けて自分から能動的に何か行動を起こしている状態を『推し活』、
そうされる対象が『推し』と定義しています。
2015年に『プロジェクション』という概念が認知科学の中で提唱されたのですが、これは自分の内的な世界と外部に存在する世界を重ね合わせることによって、そこに意味を見出していく心の動きを説明したものです。
私自身、昔からオタ活をしてきましたが、この『プロジェクション』を知った時、『オタ活や推し活をしている人は、まさにこれをやっているんだ』と気が付きました。
例えば、ただのボールペンと思って見ていたものでも持ち主が『これは私の祖母の形見で』と言えば、瞬時にボールペンの価値や意味が変わりますよね。これがプロジェクションの働きです。推し活では、実際には存在しないものでも、既存の何かに自分の内部のイメージを映し出し、両方が重ね合わさったものを新たな意味として捉えるというわけです」
久保南海子さんの記事のつづきは本誌にてお読みいただけます。
『推され』ている沢口愛華
「推し活で大事なのはリスペクトと適切な距離感」

人気グラビアアイドルとして不動の地位を確立しつつある沢口愛華さんは、
ドラマ主演やコラム執筆など、活動の幅をさらに広げています。
SNSを中心に数多くのファンを獲得している沢口さんの、推され続ける秘訣とはいったい何なのでしょうか。
「例えば、年に1回ファンミーティングを開催しているのですが、来てくれたファンの方全員が楽しい思いでを作れるように意識しています。おしゃべりしたい人やチェキだけ撮りたい人のように、ファンによって目的は違う。学生さんのように、使えるお金に限度のある人もいます。目的や制限にかかわらず、みんなに少しでもいい思い出をしてほしい。その気持ちが出過ぎた結果、色々詰め込みすぎちゃって、予算や時間が足りなくなって毎回困っています(笑)」
ファンとの関わり合いで沢口さんが意識しているのが「ファンに対するリスペクト」です。
「ここまで私についてきてくれてありがとう、という気持ちです。去年まで精神的に不安定な時期があって、不安にさせていたと思うんですが、それでも黙って見守ってくれたファンには元気をたくさんもらいました」
その経験から「適切な距離感」が良好な関係性を継続するための秘訣だと考えるようになったそう。
「ファンって永遠に推し続けられるわけじゃないんですよね。距離が近すぎても遠すぎても、お互いに苦しくなる。私自身、今思い返すと飽きられるのが怖かったのかもなって。ほどよい距離感で線引きするからこそ、ファンは気軽に推してくれるし、私も今応援してくれるファンに全力を注げます」
本誌では他にもさまざまな企業とコラボする推し活サービス、
聖地の街づくりなどさまざまな『推し』特集が掲載されています!
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