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幼少期から俳優として活躍し続けている寺田心さん。
生まれてから16歳になる現在まで、心さんを見守り支えてくれたのが、愛犬たちでした。
そんな犬たちのためにこれからは自分が役に立ちたいと、新たな夢を抱き始めたのだそうです。
wanでは、そのドッグライフとヒストリーを、じっくりインタビューしています。
18歳まで長生きした愛犬が
老犬介護に興味を持つきっかけに
現在は5頭の小型犬と暮らし、老犬ホームでのボランティア活動にも携わっている寺田心さん。
小さいころは2頭の愛犬『ここ』・『のの』(M・ダックス)と一緒に過ごしていた心さんですが、
中学生のとき、兄のように大きな存在だったののくんとの別れを経験しました。
「2年前、ののは老衰で18歳半の生涯を終えました。看取った祖母から電話をもらったときは、なんともいえない感情に……。
ののはひとりっ子の僕が14歳になるまで、公園で一緒に遊んだりしながら、僕の成長をいつもそばで兄のように見守ってくれていました。家族という大切な存在が本当にいなくなるとはどういうことかを知るとともに、命の重さも学びました。
ののが亡くなってから、シニア犬のお世話や自分のことについていろいろ考えていたときに、動物関係のテレビ番組から『老犬介護のボランティアをしてみませんか』と声をかけていただいて。これがきっかけで、老犬ホームでボランティアをさせていただくことになったんです」
そう語る心さんは、2024年4月にペットライン(株)の
“いぬとねこ シニアのそなえプロジェクト”のアンバサダーに就任しました。
「4月29日にはペットライン主催の『親子で学ぶ わんちゃん・ねこちゃんのしあわせなシニア期』というイベントで、シニアの犬がどれくらい見えないかをゴーグルで、聞こえないかをヘッドホンで、体が動かしづらいかを足腰に重りを着けて体験しました。老犬になると、こんなにもできないことが増えるのかと実感しました。そのときの経験が、今も参加している老犬ホームでのボランティア活動にも活かされています」
ワンコたちの役に立ててうれしい!
老犬ホームでのボランティア活動
学業と俳優業の合間を縫って続けている老犬ホームでのボランティア活動は、
心さんにとって大きな喜びと学びになっているのだとか。
「ホームには22歳くらいまでの、たくさんの犬がいます。排泄や食事が自力でできなかったり、点滴が必要だったりする子たちなので、介護が欠かせません。のののように長生きしてくれた時のために、家族が愛犬をサポートできる体制を整えておくことがどんなに大切かをひしひしと感じます。
僕も老犬ホームで、爪切りや目薬の投薬、散歩補助などをさせてもらっています。ののにも同じく爪切りなどのお世話やシャンプーはしてあげていたので、その経験が役に立ちました」
本誌では、寺田心さんのインタビューの続きをお読みいただけます。
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