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今号のVOGUE JAPANでは、中野量太監督と坂口健太郎さんのインタビューを紹介。
どんな内容なのか、ピックアップしてみました。
映画『私はあなたを知らない、』で初のタッグを組んだ中野量太監督と俳優の坂口健太郎。
「恥ずかしさとは、クリエイティブである」というロジックに共感する二人が交わす対話を通して、見えてくるものとは。
中野量太監督と坂口健太郎さんが体現した、創作の理想形
たとえ短い時間でも、家族のように大切な時間を過ごした人。
しかしその人は現在、服役中の身だった……。
『湯を沸かすほどの熱い愛』など、多様な家族のかたちを作品にしてきた中野量太監督が、10年ぶりに脚本をオリジナルから仕上げた『私はあなたを知らない、』(8月28日公開)。
愛する人を殺めた罪に問われた青年・夕平と、母を失って成長した娘が13年後に再会する本作で、主人公の夕平役を託されたのが坂口健太郎さんです。
制作の過程で、監督と主演俳優の関係がどう築かれていったのか。
二人の対話から、「創作」のひとつの理想形が見えてくる。
――オリジナルの脚本ということで、書きながら演じる俳優をイメージしていたのですか?
中野量太(以下・中野) 書き始めた段階では、誰に演じてもらうかは考えていませんでした。夕平は孤独な青年で、常に寂しさや憂いをまとっている。そんなキャラクターが形成されるうちに、これまでの作品で、何かを背負った寂しさや繊細な表情が印象に残っていた坂口さんの顔が浮かんできたのです。クランクインの約1年前にオファーしました。
坂口健太郎(以下・坂口) 僕が受け取った初期の脚本から、夕平や紗月(夕平の恋の相手)、朝子(紗月の娘)に対する監督の愛が伝わってきて、僕自身も愛情を持って読むことができたんです。そこで「この作品で監督とぜひご一緒したい」という気持ちが湧き上がりました。
中野 快諾を得た後、坂口さんをイメージしながら最終的な脚本を完成させました。
坂口 その間、僕もほかの役を演じながらも、常にどこか頭の片隅に夕平が存在していましたよ。
――実際に坂口さんに会って「背負った寂しさ」を実感しましたか?
中野 実は初対面で予想を裏切られたんです。繊細で寂しげな人かと思いきや、“超体育会系”で元気いっぱいの方だったので(笑)。でも実際に話していくと、夕平という人物像を理解してくれてましたよね?
坂口 夕平の気持ちに共感したのが、脚本の中の遊園地のシーンでした。朝子のためにソフトクリームを買ってきた夕平が、朝子を待たせた状態で持って行くのをためらい、彼女は泣き始める。そのときの夕平のちょっとした意地悪な気持ちが、なぜか理解できてしまって……。
まだまだインタビューは続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。
本誌では他にも、「対話は国境を越えて」を特集されています。
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