毎日通い続けても飽きがこず「普通に極み。それが最高」と気づく、渋谷の『町蕎麦』

  • 更新日

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

 

毎日通い続けても、飽きがこず、『普通に極み。それが最高』と気づく。

なんとも、ありがたい。

 

蕎麦や丼、小腹、休憩、ちょっと一杯。

町蕎麦は日常の救世主ですよね。

 

今回dancyuでは、永きにわたりそこに佇み、忙しき人々の胃袋を満たし続けてきた町の蕎麦屋を特集!

その中から、渋谷の三代揃って店に立っている蕎麦屋を紹介します。

 

福田屋/渋谷

 

 

渋谷の道玄坂で70年。

人々に愛され続けてきた庶民の名店『福田屋』。

 

取り立てて特別なものは何もありません。

蕎麦は手挽きや自家製粉でもなく、つまみの豆腐も種物の納豆も近所で仕入れたものです。

しかし『じゃこ豆腐』のじゃこは市販品では硬いので
わざわざしらす干しを店で炒めたり、温泉卵コロッケは自家製です。

 

蕎麦は機械切りですが、
「こねは手作業でしています。ミキサーを使うと美味しく仕上がらないので」
と三代目店主の福田昌平さん。

 

最近は、蕎麦の産地や品種も明記。

取材日は、北海道産北早生秋田の階上早生埼玉三芳北早生の3種をブレンド。

細めの麺は、しこっとした歯ざわりはありつつ、しなやかでするりと喉元をすり抜けます。

すべてにおいて力が入りすぎず、しかもまっとうです。

 

蕎麦700円から、つまみ1皿400円からは、渋谷という場所柄に鑑みればかなりのお手頃価格

鶏もも肉が目一杯入ったカレー蕎麦は、食べ進むほどに麺が増えていくような錯覚さえ起こすほど。

 

また、町蕎麦ならではといえば『そば定食』

麺もご飯も食べたい!という客の欲求に応えたこの定食に同店の良心が詰まっています。

ごぼう天と温泉卵、この取り合わせが食いしん坊魂を掻き立てるのです。

ごぼ天丼にするかごぼ天蕎麦にするか、はたまた温泉卵はどちらにトッピングしようか等々。

自在にアレンジして食べる楽しさを与えてくれます。

かけ汁は鯖節と宗太節をたっぷり使います。

甘さは程よく、蕎麦にからむのもいい。

 

店内を見渡せば、すっかり呑みに入っているおじさまご一行もいれば、家族連れありとまさにファミレス状態。

それをそっくり引き受ける懐の深さ、
どこかおっとりとした、せこさのない空気感が、客をほっこりさせるのです。

 


 

本誌では他の蕎麦屋もたくさん紹介されています。

 

I LOVE MAGAZINES!キャンペーン2022

 

 

対象の雑誌が月額払い・年間購読が最大50%割引されたり、
定期購読で1,000円割引が適用されるギフト券コードを掲載中!

割引やプレゼント付きなど、800誌以上の雑誌が全てお得に購読できる大チャンスです♪

毎回ご自宅へお届けしますので外出の必要はございません。

この機会に、雑誌で楽しく充実したおうち時間を過ごしませんか?

『dancyu(ダンチュウ)』に関心のあるお客様へおすすめの『グルメ・旅行誌』はコチラにあります!

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。