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今号の家庭画報では、著名人、著者の方々の『特別な思い出がある』
あるいは『特別な日に訪ねたい』という最高のレストランを紹介しています。
その中から今回は3月から4月に行われるミュージカル『ジェーン・エア』に出演する
俳優の井上芳雄さんによる最高のレストランをピックアップします。
自分へのご褒美は20年以上変わらず、絶品のおすし

俳優の井上芳雄さんが、知る人ぞ知るすしの名店『贔屓』を初めて訪れたのは
舞台デビューしたばかりの大学生時代。
お店が銀座に移転する前、神楽坂にあった頃でした。
「事務所の人に連れてきてもらい、あまりのおいしさに舞い上がりました。以来20年以上、ここで時折いただくおすしは、福岡出身の僕にとって『東京で頑張っているご褒美』です。同時に、『いつかこの店にふさわしい大人になって、自分のお金で食べに来よう』と、日々の励みにしてきました」
熱く語る井上さんを昔と変わらず「芳雄くん」と呼ぶご主人の貝塚孝雄さんもまた、熱い人。
自ら市場で仕入れることを徹底しており、体調が万全でないときも杖を手に決行。
ネタごとにわさびとすしめしの量を変える細やかさや、お店の雰囲気と信頼を守るために紹介性を貫いている点も、
食通の人々から長く愛されている所以です。
「すべて絶品ですが、その中でも毎回驚かされるのが、しいたけの握りです。魚介に負けないうまみと歯ごたえがたまりません。あと、いかがすきです」
しいたけの握りはかさの裏が上という、ちょっと意外な姿で2つに切って提供されます。
「しいたけが苦手な上の子も喜んで食べていました」
本誌では他にも著名人による最高レストランが紹介されています。
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